女性版のED『FSD(女性性機能障害)』とその特効薬
女性にもEDがある。ただし、女性のEDのことは、
FSD: Female Sexual Dysfunction
といい、まだまだ男性のEDと比べ、認知度も情報も少ない。このFSDの症状は、『女性性機能障害、FSD』にも書いたが、
- セックスする気がしない
- セックスしても局所が反応しない
- オルガズムに達しない
- 挿入すると痛い
という4つの大きな特徴がある、女性版EDである。簡単に言えば、女性が性行時に苦痛を伴い、満足感を得られない状態のことだ。よく、セックスの最中に痛がる女性がいるが、あれが男でいうところの『中折れ』のようなもので、途中で萎えてしまうということと同じような意味の現象である。この痛みも、FSDの立派な症状なのだ。
- 過去の性体験
- 家庭環境
- 膀胱炎や膣炎などの病気
- 女性ホルモンが低下して生じる膣の乾燥や委縮
といった様々な要因が影響し、このFSDというのは引き起こされることになる。
また、このFSDには、バイアグラやシアリスのように、治療薬がないのが現状である。だが、『現状』というだけで、もしこの記事が1998年に書かれていたら、バイアグラも世に出ていない状況のため、その時は男に対しても『治療薬がないのが現状だ』と書いただろう。従って、あと10年もしたら、女性版のバイアグラが登場している可能性があるので、薬品に期待する人がいるなら、多少は楽観視してもいいわけだ。
FSDは男性と同じように、心因性、つまり精神面による影響が関係している場合もあるので、基本的には考えることは男性と同じだ。心と体は繋がっている。そしてセックスにはパートナーがいる。どちらか一方が責任を負うのでも、また押し付けるのでもなく、二人で支え合って、愛のあるセックスをしたい。