自転車や長期間のデスクワークがEDの原因となる理由とは
『EDの原因となる6つの身体的な要因』にも書いた様に、それらの主な原因の中に、
- 6:自転車
というものがある。つまり、サドルへの落下による直接的な外傷以外にも、硬いサドルによる慢性的な会陰部の圧迫のために血流障害や知覚障害を起こし、それがEDにつながるというわけだ。通常の日常生活レベルでは問題ないというが、例えば、2時間も3時間も運転するという人は、気を付けた方が良い。
そういうことで、まず頭に浮かぶのは『会陰部の圧迫』である。つまり、何も自転車だけに限った話ではないということがわかるわけだ。例えば、『長時間のデスクワーク』だ。まず、これで問題なのは、まず『メタボリックシンドロームの人はEDになりやすい?』にも書いた様に、メタボリック症候群になる可能性があるということだ。
それもそのはず、『長時間の運動』だったらそうはならないが、『長時間のデスクワーク』なのだから、前者に比べて、当然運動量は少なく、消費するエネルギーは少ない。だが、食事は普通の人と同じ食事を食べる。すると、摂取カロリーと消費カロリーの関係性から考えても、摂取カロリーの方が上回ってしまうわけで、上回ったカロリーはそのまま体内に蓄積され、肉体が『いつか来る飢餓』に備えだす。その『貯蔵庫』となるのが『脂肪』であり、その脂肪が多く蓄積された状態がメタボリック症候群なのである。
またそれだけではない。デスクワークなどで目や脳を酷使すると、脳に大量の血液が流れて充血することになる。すると、必然的に脳とは逆にある下半身の方の血流は弱くなり、それがEDの原因ともなるのだ。従って、運動によって適度に下半身を鍛えていくことは、下半身の血流を良好にさせることに繋がり、有効だという事実が見えて来る。すると、『運動=血流がよくなる=様々な負の要素を改善する』というイメージが見えて来るわけで、そういう意味でも、『長時間のデスクワーク』、つまり、『長い間机の前にかじりついてばかりいて、運動をないがしろにする』 ということは、=EDになりやすくなる、と言えるわけなのである。
基本、うつ病、あがり症、ワキガ、口臭、薄毛等といったこれらのよくある人間のコンプレックス的な問題は、『食事、睡眠、運動』という基本中の基本の最適化だ。
- 適度な運動を忘れないようにする
- 会陰部をあまり圧迫させすぎない
ということに注意しよう。