世の中の『コッソリ系』情報を正確に伝えます。

うつ病になれば最優先事項は『勃起』ではなくなる

うつ病になれば最優先事項は『勃起』ではなくなる

人間の心と体は繋がっている。心が軽やかになれば体も軽やかになり、心が重くなれば体も重くなる。『震災やあらゆる不幸が原因でEDとなることはあるのか 』にも書いたが、EDとうつ病というのは、実は密接な関係性を持っている。

 

人間の体というのは不思議なものだ。何十年も前から、例えば『火事場の馬鹿力』というキーワードで、人間の『土壇場』の能力と、『通常時』の能力との差異があることがわかっていた。ビルから子供が落っこちたのを見た。するとそれを目撃した主婦が、後で考えると明らかにオリンピック選手並みの速さで走ったとしか思えないようなダッシュをしてみせ、その子供を見事にキャッチし、命を救ったという事実があるのだ。

 

もちろんその主婦は、運動選手でも何でもなかった。ただ、目の前で、尊い命が、終わりそうになったのを目撃した。するとその時、眠っていた何らかの能力が目覚め、あるいはタガが外れ、彼女にオリンピック選手並みの能力を発揮させたのだ。これがいわゆる『火事場の馬鹿力』というやつである。

 

人間というのは、例えば成人男性なら、実はおよそ500kgもの重さを持ち上げることが出来ると言われている。だが、それを今やろうとしても出来ない。なぜならそこにあるのは『理性』だ。その理性がこう叫ぶのだ。

 

痛い、いたたたた、これ以上力を加えると、体が壊れるぞ!

 

つまり、持ち上げることは出来たとしても、それは『一度だけしか出来ない』のである。なぜなら、それと同時に筋肉と骨が致命的な損傷を負うからである。それを、トレーニングによって筋肉を鍛え上げていけば、壊れなくても持ち上げることが出来るようになっていくが、どんなに鍛えている人でも300kgほどが限界だろう。すでに200kgを持ち上げた時点で、並の人間ではないからだ。

 

とにかく、そういう風に普段は自らの身体を守るために規制がかかっている人間の能力。あるF1レーサーは、時速300kmの中で転倒してしまったとき、まず最初に目の前の景色が白黒になり、そして動きはスローモーションになったという。よく聞く話だが、これは本当のことなのだ。この話は10数年前に聞いて、最近でもニュースのトップ記事にそれに対する研究が取り上げられていた。

 

つまり、彼は後一歩で自分の命が終わってしまう瞬間に直面した。自分が転がっていく車の中で、一つでも取る手段を間違えたら、死ぬ。そんな中、『色』というものは必要なかった。そう脳が判断したのだ。

 

EDも同じことなのである。人間の身体とは、生命維持に必要なものを残し、そうではないものから捨てていくように出来ている。つまり、うつ病や心不全といった場合、まず最初に必要なことは、『勃起』ということではない。そう脳が判断するのだ。例えば心不全であれば、勃起、つまり、男性器に血流を送ることよりも前に、心臓に血流を送らなければならないと判断し、一時的なEDとなるわけなのである。

 

EDに有効な処方箋はうつ病と同じ。『焦らないこと』だ。』にも書いた様に、EDになった原因が他の不具合にあった場合であれば、EDの回復よりも先にやるべきことに目を向け、じっくりと焦らずに一つずつ改善していくのがいい。