EDと病気の関係性。EDになるということは…
『EDの原因の割合と性機能障害の種類』にも書いたように、EDの原因の割合は、
- 心因性=52%
- 器質性=48%
であり、確かに精神的な部分が半数以上を占めている。器質性については『EDの原因となる6つの身体的な要因』に、心因性については『EDの原因となる6つの心理的な要因』に主な要因を書いた。
では、EDになったら他の病気にもかかっていると疑ってかかった方がいいだろうか。その答えは、前述した器質性のリンク先に書いたが、
を見ればわかるように、EDになったということは、確かにその通り、他の病気にもかかっている可能性がある。たとえば『1』なら、陰茎の血管に影響を及ぼす為、血液を十分に送り込むことが出来なくなってしまう。その為EDとなってしまうわけだ。
また、心臓病を患っていた場合などもそうだ。心不全であれば、勃起、つまり、男性器に血流を送ることよりも前に、心臓に血流を送らなければならないと判断し、一時的なEDとなるわけなのである。『うつ病になれば最優先事項は『勃起』ではなくなる』にも書いた様に、人間の身体とは、生命維持に必要なものを残し、そうではないものから捨てていくように出来ている。従って、
今は、EDにしてでも治療をしなければならない箇所がある
ということで、例えばその時、EDになってしまったというわけだ。記事に書いた『F1レーサーの件 』であれば、その時彼に、『色の識別能力』というものは必要なかった。
また、心因性で考えても同じだ。
等、うつ病などの精神的な病気を患っていれば、それはEDの原因にもなる。
それは今書いた『人間の身体とは、生命維持に必要なものを残し、そうではないものから捨てていくように出来ている』という事実で考えてもそうだし、『抗うつ剤の『SSRI』がEDの原因となる?』に書いた、SSRI等の抗うつ剤が、勃起・射精が抑えられてしまうという副作用を持っていることも影響しているだろう。
しかし、もしEDになって病気も併せて見つかったのであれば、それはむしろラッキーだと思った方が良い。目に見えてよくわかるEDという症状のおかげで、目に見えない様々な不具合を発見できたことで、早期治療に取り組むことが出来、状況は改善されやすくなるからだ。