旦那が勃たない原因はどこにある?
セックスやEDの問題は、カップル二人にあります。どちらか一方が改善するべきことではないのです。
馬並師匠
さる
どちらに原因がある?
旦那の男性機能が働かなくなり、EDとなった場合、妻としてはどのような対処法を取ればいいでしょうか。まず、以下の記事を見て関連性のある知識を深めましょう。
まずこの2つの記事では、『妻の方に原因がある』という視点で考えることができます。EDの原因の割合は、
- 心因性=52%
- 器質性=48%
で、実に心因性、つまり『心の問題』が半分を占めています。従って、妻が暴言を吐いたり、ぞんざいに扱った経験があるのなら、それが夫のEDの原因となっている場合があります。
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
妻や彼女の言動がさらに男性を追い詰める
3つ目は、妻や恋人の言動がストレスになって、性欲が減退してしまったケース。第1章でご紹介したBさんには、少なからずこの要素が見受けられます。
『自分に対して文句ばっかり言っている彼女に性欲を感じなくなった。ベッドのなかでいきなり甘えられても、こっちはそんなにうまく切り替えられない』(28歳・未婚)
『会えば仕事のグチばかり言う彼女。こっちまで疲れてきて、性欲なんて消え去ってしまいます』(32歳・未婚)
これは、、実際に恋人にだけ性欲がわかないという男性が言っていたことです。耳の痛い女性も多いでしょうが、これが男性の正直な意見だと思います。
- STEP.1エッチな刺激
- STEP.2副交感神経興奮
- STEP.3NO(一酸化窒素)放出
- STEP.4cGMP増加
- STEP.5陰茎海綿体平滑筋弛緩
- STEP.6勃起
という流れが勃起の仕組みなのです。つまり、副交感神経が興奮して、リラックスすることで初めて陰茎に血液が流れ込みます。その血液によって勃起が促されるんですね。
しかし、その相手と接するときにストレスを覚える。つまり、交感神経が活性化するような人間関係が構築されていれば、ごく自然な摂理として、勃起現象は起きません。まずの大前提として、自分が夫やパートナーにストレスを与えていないか、自問しましょう。
馬並師匠
さる
- 妻や彼女の言動が男性をEDにさせる。
結婚する前に考えるべきことがあった?
また、この記事では『新婚ED』という現象について考えています。
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
経験人数が少ない男性に多い『新婚ED』
(省略)このパターンは、経験豊富な女性と経験の少ない男性が出会って間もなく結婚し、新婚旅行で海外に行ったときなどに起こるといいます。
『そもそも海外旅行自体、男性は仕事が忙しかったりして、意外と行ったことがない人が多い。そんな緊張感で心が疲れ切っているところに、これまた緊張してしまう新婚初夜がやってきて、勃たなくなってしまうというわけです。女性は海外旅行も男性経験も豊富だから、そんな状況に納得いくわけがない。男性はそうした女性の様子を見てますます焦り、2回、3回と失敗してしまうんですね。実は、成田離婚の原因として密かに多いのがこれなんです』
この場合でももちろん『旦那』ということになるわけですが、この場合、結婚する前に『いろいろと試さなかった』という事実のツケを払うことになった例ですね。やはり、体の相性などを求める人は、事前にその相性を求めることは必須。そもそも、そのような要求を抱えているのにも関わらず、結婚する前にそれを確認しかった。それは確実に間違った選択ですね。
これに関しては、
- 事前に確認するべきだった
- 別に体の相性なんて愛があれば乗り越えられる
という2つの考え方によって問題が解決します。前者であれば、完全に自分に落ち度があったと言えるでしょう。そもそもが、『そのような要求を満たさなければ自分が満たされない』と考えているような女性に、ろくな人間はいませんけどね。ですからそのように厳しく言われることになります。
しかし後者であれば、愛に溢れています。人としてとても健全であり、賢明です。あらゆる宗教や哲学、倫理や道徳といった規範意識から考えても、とても厳かな愛がそこにあります。見るべきなのは以下の記事ですね。
この記事は人間にとっての最重要テーマを扱っています。
馬並師匠
さる
- 結婚する前に考えるべきことがあった。
- 愛があれば全ては解決する。
恋愛感情が家族愛に変化する?
この2つの記事では、結婚後、支配欲と所有欲が満たされて気持ちが萎えてしまった男性と、恋愛感情が家族愛に変化し、興奮を覚えることに背徳感を覚えるようになってしまった男性の心理的な一面を考えることができます。
また、PRESIDENTの引用からは、『限界効用の逓減』。つまり、『女性の最高を買う』ことによって手に入れた結婚生活ですが、限界効用の逓減によって、老化とともにその価値が衰えていきます。つまり、『ババアには興奮しなくなる』ということですね。
その場合、やるべきなのは『双方の努力』です。男性側も、女性側も、パートナーを愛する為、愛されるための努力をする。往々にして、高齢になっても仲がいい夫婦は、密かに夫婦間でそうした努力を積み重ね、愛することを怠っていません。
と言いましたが、実際にはこれは風刺です。考古学者のようなもの好きは、そういないという事実を嘆いた言葉でもあるわけですね。
しかし、考古学者が赤ん坊のころから考古学者ではなかったように、人間は考え方次第で、いつまでも相手を愛することができる。そういう事実を裏打ちしている言葉でもあります。
二人の話です。どちらに責任がないということではありません。二人に責任があります。二人で一緒に愛のある性生活を送れるよう、二人三脚で力を合わせ、努力するべきなのです。
馬並師匠
さる
- 恋愛感情が家族愛に変化し、興奮を覚えることに背徳感を覚える。
睡眠不足やストレスで単純にEDとなる
また単純に、
- 睡眠不足
- ストレス
などでEDになることがあります。
まず睡眠不足では男性ホルモンが低下して、精力が弱まってしまいます。男性ホルモンのテストステロンのはたらきとして挙げられるのは、
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
ということですから、性欲に関係しているこのテストステロンの働きが低下することは、精力減退に繋がるわけですね。
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
また、睡眠不足はEDの他にも、
- ニキビ
- 口臭
- 薄毛
- ワキガ
- うつ病
等、実に様々な問題を引き起こす原因となります。単純に夫が仕事で忙しく、睡眠不足にある場合は、少し休ませてあげることが大切になりますね。
ストレスも同じように考えます。睡眠不足の記事にも書きましたが、
- STEP.1睡眠不足
- STEP.2男性ホルモン10%以上減少&ストレス(コルチゾール発生)&コルチゾール分解時に活性酸素発生
- STEP.3EDにとって最悪の条件一致
という図式があります。ストレスを覚え、コルチゾールを発生させてしまうと、それを分解するときに活性酸素が発生します。下記の記事に書いたように、
活性酸素が脂質と結合して過酸化脂質となり、血液を汚します。血管壁に溜まった脂質が酸化されると、動脈硬化の原因となり、血流が悪くなることからEDとなります。活性酸素は活気の記事にも書いたように、
- ニキビ
- 体臭
- 薄毛
と、様々な問題を引き起こす原因となります。ストレスも同じことです。
等、薄毛以外の様々な問題を引き起こす原因となるのです。更にストレスについて調べるために見るべきなのは以下の記事です。
これ以上ネット上でストレスの害悪について書いた記事はないでしょう。
- 睡眠不足
- 活性酸素
- ストレス
これらの要素は、人間にとって害悪でしかありません。そのことを強く頭に焼き付けましょう。(ある程度の活性酸素は、有害毒素の除去に役立つ)
- STEP.1睡眠不足
- STEP.2男性ホルモン10%以上減少
- STEP.3ストレス(コルチゾール発生)
- STEP.4コルチゾール分解時に活性酸素発生
- STEP.5EDにとって最悪の条件一致
ここで勃起の仕組みをおさらいしましょう。
- STEP.1エッチな刺激
- STEP.2副交感神経興奮
- STEP.3NO(一酸化窒素)放出
- STEP.4cGMP増加
- STEP.5陰茎海綿体平滑筋弛緩
- STEP.6勃起
です。
- 交感神経興奮=緊張、興奮
- 副交感神経興奮=リラックス
ですから、ストレスを覚えたり睡眠不足にある人は、もちろんリラックスできていません。つまり、交感神経が優位になっています。
『男性機能の「真実」』にはこうあります。
リラックスこそが勃起
勃起は副交感神経の興奮で起きるということを説明しました。勃起が維持できる秘密も理解していただけたと思いますが、いったん起きた勃起が永遠に続くことはありません。実は勃起は交感神経の働きで消えてしまいます。
例えば、学生の頃エッチな本をこっそり見ていて勃起しているときに、部屋の外で物音がしたり、母親がノックをしたり、そのようなときにはいともたやすく勃起が消えてしまった経験があると思います。これは交感神経の働きです。交感神経は緊張の神経です。会議で発表が近づいたときなど、緊張でドキドキします。
これは交感神経から放出されるノルアドレナリンという物質の作用。ノルアドレナリンは血管を収縮させる働きがあり、その結果血圧も上昇します。心臓のドキドキも交感神経の働きです。この交感神経の働きで勃起が消えてしまうのです。
交感神経と副交感神経は『自律神経』と言いますが、この自律神経が乱れることで、様々な問題を引き起こす原因となります。例えば下記の記事に書いたように、『薄毛』という問題も起きる可能性があります。
自律神経が乱れると、
- ホルモンバランスが崩れる
- 毛細血管が収縮して血行不良を招く
- 発汗作用で皮脂と汗が毛穴が詰まる
等の現象が起こるからですね。そして、薄毛を改善させるために必要な二大要素は『栄養補給』と『血行促進』ですから、血行が悪くなるとそれだけで薄毛になる可能性が出てきます。
そしてそれは薄毛だけじゃないですよね。今回のテーマである『ED』でも血行不良は問題となります。何しろ、陰茎に血液が流れ込み、勃起するんですからね。
更に、勃起に必要な『NO(一酸化窒素)』も、副交感神経が活性化しないと放出されません。まさに、踏んだり蹴ったりですね。それだけ、ストレスフリー、そしてリラックスすることが大切になってくるということなのです。
ここまで考えたとき、妻やパートナーがEDに悩む夫にできることがなにか、見えてきたのであれば可能性はあります。もちろん最終的にはバイアグラ等という選択肢もありますが、まずは妻として何をするべきか、再確認してみましょう。
病気などの器質性の問題がなく、心因性が問題なのであれば、パートナーの対応次第で状況が改善されることがあります。SEXは一人ではできません。二人で話し合い、愛し合えば、自ずと答えが見えてくるはずです。
馬並師匠
さる
- 睡眠不足やストレスで単純にEDとなる。
- 二人で話し合い、愛し合えば、自ずと答えが見えてくる。