彼女とのHで勃たない原因は?やっぱり自分のせい?
セックスやEDの問題は、カップル二人の問題です。どちらの努力も必要だということを覚えておきましょう。
馬並師匠
さる
パートナーである女性に問題はないのか
彼女とのHで勃起しない悩みを抱えている方は、まず下記の記事を見る必要があります。下記の記事は妻目線から見て、『夫が勃起しない』という悩みについて考えた記事です。
考えるテーマはほとんど同じです。パートナーである彼女の方にまず原因がないかどうかを考えて、もしそれで改善の余地があるのなら、改善しましょう。それで問題が解決する場合もあります。
また、彼女側に直接的な問題がなく、
- 睡眠不足
- 活性酸素
- ストレス
という問題が関係している場合でも、記事に書いた通りです。単純にそういった原因がある場合は、彼氏にリラックスしてもらうよう心がけることが大切ですね。無理強いをしてしまうと、それが逆に足かせになり、EDが悪化することがあります。
- STEP.1エッチな刺激
- STEP.2副交感神経興奮
- STEP.3NO(一酸化窒素)放出
- STEP.4cGMP増加
- STEP.5陰茎海綿体平滑筋弛緩
- STEP.6勃起
という流れが勃起の仕組みなのです。
それを再認識しましょう。過度なストレスやプレッシャーで活性化するのは『交感神経』の方です。『副交感神経』を興奮させ、リラックスさせなければ、NO(一酸化窒素)も出ないし、血流が陰茎に流れ込みません。それで初めて勃起現象が起きるわけですからね。
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
4パターンある『妻だけED』
続いては、いわゆる『妻だけED』というパターンです。数々の相談を受けてきた結果、これには4つのケースがあると私は感じています。
まず1つ目は、妻や恋人の見た目にはセクシャリティを感じなくなってしまったケース。”見慣れてしまった”ということも多分にあるのでしょうが、妻や恋人があまりにも美容や体型管理をおそろかにしているために、興奮することができなくなってしまう男性が多いようです。
これは女性にも大いに問題がありますが、男性側もだらしない体型になったり、ファッションや髪型に気を使わなくなっているならお互いさま。指摘しあっていきたいものです。
記事では妻や彼女の前だけでEDになるという現象に対して、4つのパターンを挙げています。その続きが、冒頭に貼った記事に記載したものですが、簡潔に書くと、
- 1.妻や恋人の見た目にはセクシャリティを感じなくなってしまった
- 2.お互いの関係性にセクシャリティを感じなくなってしまった
- 3.妻や恋人の言動がストレスになって、性欲が減退してしまった
- 4.子供が欲しいというプレッシャーからEDになってしまった
ということになります。このうち2番は、『既婚でお子さんがいる夫婦に多い』ということですし、3番は冒頭の記事で書きましたのでここでは省略します。また、4番に関しても、往々にしては既婚者の悩みとして数えられるでしょう。
しかし、確かにこの4番も影響している可能性はありますね。子供だけじゃなく、『結婚』というプレッシャーもありますからね。女性から子供や結婚を迫られると、その気はない男性側としては、当然萎えてしまいます。まずの前提として、男性側に結婚の意思があるかどうかが、この問題のカギとなりますね。
別に結婚は考えてねーんだよな
という男性は大勢います。オスカー・ワイルドは言いました。
女性からすれば大好きな人と結婚して、その人の子供を産みたいとまで覚悟するのは当然のことですが、出産を経験しない男性は、もう少しカジュアルに恋愛関係を考えています。
馬並師匠
さる
- 睡眠不足、活性酸素、ストレスが関係している場合はEDとなる。
- 無理強いをしてしまうとEDが悪化する。
- 男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。
男女それぞれにある支配欲
オスカー・ワイルドの言うように、男女はそれぞれが、『支配欲』を独自の考え方で満たそうとします。男は女性を自分のものにしたら所有欲が満たされますし、女は男性の胃袋を料理でつかみ、その人との間に子供を作ってしまえば、結婚生活を手に入れることができます。
化粧で顔を演出し、時には年齢を偽り、声色を変えて、男性好みの洋服を着て、性格を作ってでも相手に好かれようとします。男性側としても、男らしさを演出する為に、男気を見せたり、甲斐性がある様子を見せつけ、自分の魅力をアピールします。
それぞれが、それぞれの支配欲や所有欲を満たそうとして躍起になるわけですが、バーナード・ショーがこう言ったように、
男性と女性とでは、その欲望の満たし方に少し違いがあります。
賢い女性、つまり『重たい女になりたくない』という事実を直視でき、男性側のニーズをうまく理解する女性は、このあたりの問題をうまく解決するように立ち回ります。例えば、
自分としてはこの男性の子供が今すぐにでも欲しいけど、この人に重いと思われたくないし、重荷になりたくないから、この人が言いだすまでひたすらに待ち続けよう。
として、健気にその瞬間を待ち続けます。
男性は、軽薄なだけではありません。男性側にも一応の考えかたがあります。そりゃあたしかに、結婚したら幸せになるという思いは頭をよぎります。しかし、男性と女性では立場が違うのです。男性の収入に頼ればいい女性とは違い、男性は妻と将来の子供を養うだけの、甲斐性がなければなりません。
マイナビニュース『結婚したくない理由、独身男性の2割が「経済的に不安」』にはこうあります。
独身時代も、既婚した後も、経済的な要素が大事だという考え方が堂々の2位にランクインします。たしかに圧倒的な1位は相手の性格なのですが、そのすぐ次にお金の問題がくるということは、切実な問題なのです。
中国では、『男性側が一軒家を持っているかどうかが重要なポイント』です。もし一軒家を持っているなら、すぐにでも結婚相手が見つかるというような、そういう現実が存在するのです。
日本でも同じことです。もちろん、最近になって共働きも常識的になりましたが、それでもやはり女性は主婦で、男性は働いてお金を稼ぐというのが、王道の常識です。マイノリティの話はさておき、マジョリティ(大多数)は圧倒的にそうですからね。多くの男性は、経済的な問題を抱えているので、女性をそれに巻き込みたくないと考えているのです。
馬並師匠
さる
- 男女それぞれにある支配欲は違う。
男と女の考え方は基本的に違う
女性としては、
二人で問題を一緒に解決したい
と思うかもしれません。それが夫婦だと。しかし男性には『見栄』にも似たプライドがあるんですね。ある老人ホーム、あるいはデイケアの調べでは、女性は周囲の人と一緒に行動することに抵抗がないのですが、男性はそれに抵抗を覚えるといいます。
ですから、そういった施設に男性がほとんど集まらないんです。大体そういうところに通える人は、ある程度経済的な余裕がある人なのですが、そういう人は定年退職するまで、ある程度の役職を担っていました。それなのに、自分の娘ほどのスタッフと一緒に、歌を歌ったり、そんなことできるわけがない。そう考えるんですね。
これは男女の考え方の違いなのです。男性は常にリーダーシップを執ることが求められていて、女性はフォロワーシップを執ることに慣れてきました。ですから、経済的な余裕がないと結婚する気にならないのは、男性特有の考え方であり、女性はそこを理解する必要があるのです。それなのに、
どうして男性は!
などと言ってはなりません。男女の考え方には差異があるのです。 それは、『話を聞かない男、地図が読めない女』一冊を読むだけで、すぐに理解できますよ。
従って、確かに女性側としては、大好きな人と今すぐ結婚したいし、子供も欲しいと思うかもしれません。しかし、そこにはある種のエゴチズムがあります。恋愛も結婚も、一人でするものではありません。男女の意思疎通が重要になるのです。
もし、そうした男女の差異を理解しないまま、女性側が何らかのプレッシャーを与えてしまっているのであれば、それは男性側がEDになってもおかしくはありませんね。
『話を聞かない男、地図が読めない女』にはこあうります。
偉大なる進化の過程
男女に共通しているのは、人間という種が同じということだけ。どちらが優秀というわけでなく、まったくちがうものなのだ。欧米では、結婚した男女の約半数が離婚する。最初は仲が良かった夫婦でも、長続きしないで終わってしまう。文化や信条、肌の色に関係なく、世界のどこでも、男と女はおたがい言い争っている。
男性は女性に自分の価値観を押し付け、女性は男性の自分の価値観を押し付ける。すると、価値観や考え方の違う男女は、必ず衝突することになります。そのことを理解し、男性側に無理な要求をしないように心がけましょう。それができない女性のことを、『重い女』と言うのです。
つまり、『重い女』とは簡潔に言うと、『独りよがりな女』のことですね。恋は奪うものであり、愛は与えるものです。自分勝手な恋に焦がれている間は、永遠に相手の気持ちを理解することはできないということです。
馬並師匠
さる
- 男と女の考え方は基本的に違う。
セックスレスが続くと『家族』になる?
また単純に、
- 1.妻や恋人の見た目にはセクシャリティを感じなくなってしまった
- 2.お互いの関係性にセクシャリティを感じなくなってしまった
という問題が関係している場合があります。
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
また、未婚カップルでも、あまりに長く付き合っているために、兄妹のようになってしまう場合があります。お互い大切に思ってはいるのだけれど、性の対象として見られなくなってしまった…そんな声をよく聞きます。
『あまりにセックスレスが長すぎて、もはやどう誘っていいかもわからない』という人もいました。言うまでもありませんが、同棲カップルほど、この現象が急速に進む傾向にあります。
下記の記事にも書きましたが、
あまりにもセックスレスが続くと、相手に対する性的な感情がなくなってしまう現象が起こるんですね。子どもができた場合の夫婦などで考えても、同じ現象が起こりえます。
SEXをしている暇がなくて、セックスレスが続く。奥さんは子供を育てるのに忙しくてそういう気にならない。しかし、男性側には毎日毎日性的欲求はあふれ出てくるので、妻が相手にしてくれないとなると、不倫相手を探すしかない。そういう考え方をしてしまう人がいるのです。
世間に目を向けると、『奥さんが子育てをしている間に、夫が不倫をしていた』という話はよく起きていることがわかります。それは女性側からすればただただ憤りを覚えるだけのことなのですが、極めて無責任に、俯瞰で考えたとき、それはつまり、二人が『恋人から家族になった』ということなのかもしれません。
とにかくSEXは一人ではできません。二人で考えることです。どちらか一方が改善すればいいということではなく、お互いが歩み寄り、愛し合えば、自ずと解決策は見えてくるはずです。
それぞれの頭に間違いなく浮かぶ『間違いない理論』は、パートナーの視点からすれば、『そうでもない理論』である場合があります。そうした現実を直視できるカップルなら、きっとこの問題を解決できるでしょう。
例えば、子供ができてどう考えてもその気にならないという女性側の『間違いない理論』は、男性側からすれば不満を覚えるかもしれません。そういった考え方で、常に相手の立場を考えられるカップルは、愛のあるカップルと言えるでしょう。
馬並師匠
さる
- セックスレスが続くと『家族』になる。
- 常に相手の立場を考えられるカップルは愛のあるカップル。