男ってなんですぐに浮気するの?頭の中エッチなことしか考えてないの?
実は、男性が性欲が強いのはある種当然だと言えます。
女性には女性が若く美しくあるためにエストロゲンという女性ホルモンが心強い味方ですが、男性の身体にもテストステロンという男性ホルモンが存在します。このテストステロンは、『性欲を高める』効果があるのです。
馬並師匠
さる
男性が性欲が強いのは当たり前
男性が性欲が強いということはいいことです。気にする必要はありません。下記の記事に書いたように、
『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』にはこうあります。
○男は敵につかまったり、殺されるのを避けるために、短い時間で何度もオーガズムに達する必要がある。
○女に必要なのはセックスする理由、男に必要なのはセックスする場所。
○女は愛する男とたくさんセックスしたがる。男はとにかくたくさんセックスをしたがる。
はるか昔から築き上げられた男女の特性があります。男性が常に性欲旺盛で、すぐに勃起し、性行為を行おうとするのは本能です。時間のない中、短い時間でもオーガズムに達する必要があり、誰から構わず多くのセックスをしたがる。そういう風にプログラミングされてきたのです。
また、その記事に記載した『脳とカラダの不思議』にある『視床下部とSEX』について考えてもそうです。人は常に視床下部で誰かれ構わず性行為がしたいと考えるものなのです。それを、前頭連合野でもって制御し、自制しているのです。
また、下記の記事に書いたように、
男性には男性ホルモンがあり、女性には女性ホルモンがあります。代表的なものは、
- 男性ホルモン=テストステロン
- 女性ホルモン=エストロゲン
ですね。その男性ホルモンであるテストステロンのはたらきとして挙げられるのは、
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
ということ。つまり、男性は、男性である時点ですでに性欲を高める『装置』を、初期設定として装備しているのです。ここまで出揃ったら、自分に性欲があるということについて、あるいは頭の中で不貞行為(浮気や不倫)を行ってしまうことについて、過度に罪悪感を覚え、落ち込んだり、悩んだりする必要はないということがわかりますね。
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
さらに、ナポレオン・ヒルは、著書『成功哲学』でこう言っています。
性衝動を他の創造的なエネルギーに転換する方法を知っている人は幸せです。ナポレオン・ヒル博士は、成功者の研究によって、次のことを明記しています。
1.偉大な成功を収めた人は、強い性欲の持ち主であった。なおかつ、その性衝動をうまく転換する技術を自らの経験で学んだ人でもある。
2.莫大な財産を築いた人や文学、産業、芸術、あるいは専門分野で名を成した人々は、何らかの形で女性の影響を受けた人々である。
この世で偉大な成功を収めた人は、皆強い性欲の持ち主でした。ただ、ここでポイントなのは、『その性衝動をうまく転換する技術を自らの経験で学んだ人』というところです。
馬並師匠
さる
- 男性が性欲が強いのは当たり前。
- 偉大な成功を収めた人は、強い性欲の持ち主だった。
- ただ、その性衝動をうまく転換する技術を自らの経験で学んだ人だった。
しかしその性衝動を支配できないのは未熟者
つまり、
- 男性は歴史の中で構築された特性がある
- 人間の視床下部は常に好みのタイプがいればSEXをしようと考える
- 男性ホルモンのテストステロンには性欲を強める効果がある
- この世で偉大な成功を収めた人は皆強い性欲の持ち主だった
という事実は確かに存在し、性欲があるということは自然なことで、何らおかしいことではありません。しかし、だからといって『その性衝動に衝き動かされ、支配され、あるいはジャックされ、我を見失い、ヒトとしての境界線を越えてしまってはならない』んですね。
- 強姦
- 浮気
- 不倫
などがそうです。それをしてしまえば自分の目の前に広がるのは虚無となるでしょう。そして被害者がいるならその人の心はそれよりももっと虚無に陥ります。
下記の記事に書いたように、あの『ブッダ』であっても、
かつて多くの女性とみだらな行為をしてしまっていた事実があります。
ですから、もちろん女性もそうですが、男性は特に、性欲が旺盛でいいのです。しかし、だからといってそれに自分を支配され、我を見失い、ヒトとしての境界線を越えてしまうと、悔いのある人生に繋がります。
精神未熟な時期は、釈迦と同じように誰もが過ちを犯すでしょう。釈迦の場合、元々それが王子としての『慣習』でした。ごく当たり前の常識として、習わしとしてそういうシステムが出来上がっている中、またあるいは湧き上がる強い性衝動を抑え、自らその極楽のような快楽から抜け出すのは困難を極めます。釈迦はその点で、とても賢明な判断をしたと言っていいでしょう。
『脳とカラダの不思議』にはこうあります。
恋をするとドーパミンが分泌され『やる気』が出る
恋愛をすると、脳内のドーパミンが大量に分泌される。この脳内ホルモンは快楽や多幸感を与えるだけでなく、やる気や創造力にも関係する。ドーパミンによって活性化された前頭葉は、性欲や食欲を満たそうとし、同時に好奇心と意欲をも高まり、何かを創造しようという方向へと向かうからだ。
だから、恋をしている人の表情がイキイキと輝いて見えるのは、化粧やファッションだけでなく、こうした脳内での感情の変化が大きく影響しているのだといえる。
よく、『恋愛やSEXで女性ホルモンが活性化する』と言われますが、それは間違っているんですね。恋愛やSEXによって発生するのは、『ドーパミン』なんです。これは別に、女性ホルモンではありません。男性でも女性でも、このドーパミンという報酬系物質は出ます。この状態はある種『麻薬』と似ていて、強い依存性があります。
『大人のための図鑑 脳と心のしくみ』にはこうあります。
ドーパミンがもたらす快感
ボタンを押すと、ドーパミンを放出される装置をつくると、ネズミは食事や水を飲むのも忘れて、ひたすら自分の脳を刺激し続ける(自己刺激行動)。ドーパミンの刺激による快感が強力なものであることを示している。
- STEP.1押すとドーパミンが出るボタンを設置
- STEP.2ネズミがそれを押す
- STEP.3死ぬまで押し続ける
釈迦は、このような強い依存性があるドーパミンの罠から抜け出したのです。それはそれは強い意志が必要だったんですよね。
性欲があることはいいことであり、自然です。性衝動があるのもいい。しかし、その性衝動(リビドー)に支配され、自分を見失い、ヒトとしての境界線を越え、人間失格の烙印を押されてはなりません。
馬並師匠
さる
- その性衝動を支配できないのは未熟者。
SEX依存症に陥ったタイガー・ウッズ
天才プロゴルファーと言われたタイガー・ウッズは、SEX依存症の事実が明るみになる前と後では、間違いなく評価が変わってしまいました。いくらその他の部分でいい功績を残しても、性的な部分で失敗をしてしまうと、人生が一気に崩れ落ちることがあることを覚えておきましょう。
ナポレオン・ヒルの研究にあるように、その性衝動を『違う方向』にエネルギー転換するのです。それができる人がこの世で大きな結果を捻出しています。我慢する必要などありません。いかんなく爆発させるのです。ただし、今言ったことを踏まえ、『ジャックされる』ということではなく、あくまでも『違う方向』にエネルギー転換するのです。
例えば、13度の世界王座防衛に成功したプロボクサーの具志堅用高さんは、教え子であるWBC世界フライ級王者比嘉大吾さんに対し、
彼女を作るな
と指示しています。自分自身がそういう条件を突きつけられ、いい成績を残せたので、それを可能性のある比嘉選手にも実践してもらいたいと思ったのでしょう。具志堅さんは学者のような知識があるわけではありませんが、野性的な勘は人一倍あるわけです。そうじゃなければそのような世界的な記録は出せません。
その類稀なる直感が、『性衝動にジャックされるとエネルギーが弱くなる』という事実を見極めたのでしょう。それがどれだけ影響しているかはわかりませんが、その教えを守った比嘉選手も、見事世界チャンピオンになってみせたのです。
まるで、『ダムの水』が堰止めされてどんどん溜まっていくイメージで、性衝動を抑えるとエネルギーが溜まります。その強いエネルギーに支配される人は人としての一線を超えてしまいますが、そうではなく、それを違う方向にエネルギー転換できる人は、皆大きな結果を残しています。
人間の内から湧き出る、強い性衝動。それをどう使っていくかどうかは、人間の運命を大きく変えることになるでしょう。
馬並師匠
さる
- 人間の内から湧き出る強い性衝動をどう使っていくかどうかは、人間の運命を大きく変える。