EDになりたくない…。どうしたらいい?
少しでも早くから予防と対策をしましょう。
それ次第では何とかなる問題です。しかし、対策が遅れると面倒です。それはEDに限らずすべての病気がそうですね。
馬並師匠
さる
早めの予防と対策を
気がついたらEDになっているということがあります。ですから、EDになりたくなければ少しでも早くから予防と対策をすることが大切です。例えば、怪我をしないように運動前にストレッチをします。あれと同じように、普段から予防と対策をしておくことで、EDになることを防ぐことがある程度可能になります。例えば下記の記事にも書いたように、
『廃用性症候群』、あるいは『廃用性筋萎縮』という概念があります。意味は簡単です。『使わない部位は衰えていく』ということですね。筋肉も脳も同じことで、ですから筋トレや脳トレをして普段から鍛えておくのです。
『伸びきってしまったゴム』のイメージで、使わない部位はだらりとして、張りがなくなり、使い物にならなくなってしまうことがあります。普段から鍛えておくことで、そのゴムの張りがよくなり、いざというときに即戦力となるわけです。
それはスポーツや格闘技をしている人ならすぐにわかることですね。ボクサーや格闘家は、3週間休んだらもうだめだと言いますが、体力も落ちるし、切れも悪くなるし、自分の頭で思い描く、現役最高のパフォーマンスは、もうそれくらい経つとできなくなるのです。
私もボクシングを我流で10年以上やっていますが、大体3週間ですね。積み重ねたことは忘れていませんが、体力がそのイメージに追いつきません。やはり、人間は常に活躍させたい部位を鍛え続ける必要があるのです。
馬並師匠
さる
- 『廃用性症候群』によって使わない部位は衰えていく。
天才・古畑任三郎を演じるために必要なこと
私はこのテーマで必ず思い出す事例があるのですが、『古畑任三郎』というドラマで、田村正和さんが圧倒的な演技を見せてくれたことがありました。物凄く口が達者で、隙のない論理的な推理で犯人を追い詰め、将棋のようにジリジリと『王手』まで持っていき、最後には自白させるのです。このドラマは間違いなく伝説のドラマとなりました。
そんな『古畑任三郎』ですが、あまりの人気で、第2弾、第3弾と、番組が続いていきました。特番も何度も放送され、一体どれくらい放送されたか覚えていません。大物芸能人もたくさん出てきて、毎回『今日は誰が犯人か』というところを見るのも楽しみの一つでした。
しかし、第2弾か何かの初めの頃に、少し残念な回がありました。田村正和さん演じる古畑任三郎のトークが、あまり軽妙ではないのです。最初の頃に植え付けられた、あの天才的な口調を見ることはできませんでした。
あれから15年以上経った今、田村正和さんはまだまだ現役で俳優をやっています。ですから、加齢による衰えということではないでしょう。それにその後の放送では、軽妙な話術が戻ってきていました。つまり、その最初の方の回だけが、調子が悪かったのです。
私はこれも『廃用性症候群』だと感じました。しばらく演じていなかった古畑任三郎を久しぶりに演じて、忘れてしまったのでしょう。それだけ古畑任三郎という天才を演じるのは難しいということでもありますが、同時に、プロボクサーが最高のパフォーマンスをキープするのに毎日の練習が欠かせないように、古畑任三郎という一流を演じるためにも、間を空けてしまってはいけない、ということだったのではないでしょうか。
馬並師匠
さる
- 天才・古畑任三郎を演じるのは簡単ではない。
PC筋や下半身を鍛えよう
普段から鍛えるということで考えたいのは、まず単純に『トレーニング』です。下記の記事には、PC筋を鍛えること、あるいはスクワットなどのトレーニングが下半身に有効であるということを書きました。血流がよくなるからですね。
勃起の仕組みを見てみましょう。
- STEP.1エッチな刺激
- STEP.2副交感神経興奮
- STEP.3NO(一酸化窒素)放出
- STEP.4cGMP増加
- STEP.5陰茎海綿体平滑筋弛緩
- STEP.6勃起
という流れが勃起の仕組みですから、血流が悪ければペニスに血が流れず、勃起しません。特に下半身の血流は陰茎に繋がっているわけですから、そこを日頃から鍛え、血流が滞らないように、常にスムーズに循環するようにしておくことは大切です。
また、その記事にも書きましたが、『男性機能を高める本 (精力減退は酵素不足が原因だった)』にはこうあります。
セックスの最高のトレーニングはセックス
(省略)それに、『廃用性筋萎縮』といって、筋肉は使わないと衰えますから、適度な運動は必要です。そして、使わないとだめになるのは男性機能も同じです。セックスはそれ自体が適度な運動になるうえ、テストステロン値を上昇させます。テストステロン値が上がれば、男性機能も向上し、体の調子もよくなって、セックスに対する意欲も高まります。『セックスの最高のトレーニングはセックス』なのです。
『セックスの最高のトレーニングはセックス』と出てきました。下半身の運動も大切ですが、やはりEDというのは『性交時に十分な勃起を得られないため、あるいは十分な勃起を維持できないために満足な性交が行えない状態』ですから、いくら通常時に勃起しても、セックスの時に勃起しなければ、それはEDとなります。
馬並師匠
さる
- PC筋や下半身を鍛えて下半身の血流を良くする。
- セックスの最高のトレーニングはセックス。
実戦でしか鍛えられないことがある
田村正和さんの話をこういう話の時に持ち出すことは失礼かもしれませんが、彼の場合も『古畑任三郎』という現場を通して、彼になりきっていきました。本番を通してでしか、役を自分の物にできなかったような印象を受けるのです。
矢沢永吉はこう言い、
錦織圭はこう言い、
北野武はこう言い、
イチローはこう言いました。
彼らは皆、ここで挙げられている事実に気づいている一流の人たちですね。このような性的な話のときに彼ら名前を持ち出すのはなぜだか失礼な気もしますが、しかし、重要なことですからね。性の問題は、命に繋がる問題でもあります。ただ単に、
EDになったら女とSEXできねえよ!やりてえんだよ俺は!
という人もいるかもしれませんが、不妊で悩む人もいますし、本気で子孫を残したいと考えている人もいます。そんな切実な問題を考えたとき、真剣になるのは当たり前ですからね。
ですから、いざというときにEDにならないようにするためには、やはり日頃から『本番』、つまりセックスをしておくことが大事です。ただそのセックスですが、やはりスポーツや舞台と違って、倫理的な問題もあるし、病気の問題などもあって、なかなかできませんよね。
風俗に行くお金もばかになりませんし、風俗では性病にかかる率がとても高いわけです。10回に1回は性病になると考えていいでしょう。免疫力の弱い人ならもっと高い確率で罹患します。ですから、運動した日や体調不良の日など、免疫力が弱っているときに風俗で遊ぶと、高い確率で性病に罹患します。
それに、風俗では本番はできませんからね。EDというのは、いざという本番のときに勃起するかどうかということが問われるわけですから、本番なしの風俗で勃起しても、いざ挿入というときに勃起しないのであれば、それはEDとなります。
かといって風俗で本番を強要しても、よほど問題解決能力に自信がなければ、トラブルの原因となります。また、そうすると更に性病の罹患率が上がりますからね。私の知人は毎週風俗嬢を呼んでいましたが、毎月のように性病の治療を受けていましたよ。最後の方には医者もあきれていたそうです。
ですから、『セックスの最高のトレーニングはセックス』といっても限界がありますからね。パートナーがいる人だけの限定のお話ということになります。合コンでやりまくる選択肢を選んだって、性病の話とは無関係ではありませんからね。『ヤリチン』という異名もつきますし、人としての価値にも影響があります。スポーツや職業を突き詰めるのとは違って、セックスを突き詰めるのは、様々な観点から難しいんですよね。
馬並師匠
さる
- 実戦でしか鍛えられないことがある。
- 風俗では性病にかかる率がとても高い。
- 相手がいない場合は仕方ない。
パートナーがいない人はどうすればいいか
ですから、パートナーがいる人は日頃からセックスをよくしておくということでOKだとして、いない人はやはり、
- 日頃からマスターベーションをする(勃起させる)
- 運動をする(特に下半身)
- 勃起力・精力がつく栄養を摂る
という肉体的な問題にプラスして、
- メンタルを鍛える
という精神的な問題を最適化しておくことが、EDの予防と対策となるでしょう。
日頃からマスターベーションをする(勃起させる)ということは下記の記事、
運動をする(特に下半身)ということは下記の記事、
勃起力・精力がつく栄養を摂るということは下記の記事を参考にしてください。
これらの対策をしておけばEDの予防ができるでしょう。また、それにプラスして精神的な問題も鍛えましょう。下記の記事では、心因性EDについて詳しくまとめてあります。
EDの原因の割合は、
- 心因性=52%
- 器質性=48%
ですからね。心の問題を最適化することも非常に重要な要素の一つです。
下記の記事もその問題に対する心の強化に役立つでしょう。
また、器質性EDと心因性EDの主な原因は以下の通りです。
器質性EDの主な原因
- 1:高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化
- 2:脊髄損傷、多発性硬化症、前立腺や結腸など骨盤内の外科手術
- 3:腎疾患、肝疾患、ホルモンの病気
- 4:副作用としてEDを引き起こす薬物
- 5:喫煙、過度のアルコール摂取
- 6:自転車
心因性EDの主な原因
- 1:予期不安
- 2:不安発作
- 3:軽症うつ病
- 4:不妊治療
- 5:ターン・オフ
- 6:夫婦関係のストレス
このうち、病気が原因のEDなども、先ほど言った『食事の最適化』の部分に含まれます。生活習慣病は、乱れた生活習慣が引き起こす病気ですから、食事の摂り方を間違え、あるいは暴飲暴食に走るようになると、EDも含めた様々な病気に罹ります。
逆に言うと、その問題を最適化すれば、得られる恩恵は実にたくさんありますので、一石二鳥どころの騒ぎじゃないんです。そう考えるとやりがいがありますよね。また、タバコやアルコールについては下記の記事に書きました。
タバコはEDの他にも下記の記事に書いたように、
- 薄毛
- ニキビ
- 口臭
- 体臭
アルコールも下記の記事に書いたように、
- 薄毛
- 体臭
- うつ病
等、様々な問題の原因となります。もちろん、ここに挙げないだけで、動脈硬化や心不全等、関連する病気を挙げようと思えばまだまだありますからね。そうなるともうEDどころではありませんから、気を付ける必要があります。
ただし、多少のアルコールは推奨されることがありますね。うつ病、あるいは育毛における『IGF-1』成長因子の促進、また、EDにおける酸化ストレスの解消などに役立ちます。ですから、一日いっぱいの日本酒など、その程度のお酒なら楽しむことができそうです。
EDにならないためには、普段からセックスをしておくことが大事です。パートナーがいる人は、それを頭に入れ、セックスレスの期間をあまり作らないようにしましょう。
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
セックスレス=ED予備軍!?
(省略)もちろん、性欲には個人差がありますし、無理をしてまでセックスする必要はありません。特に若年層の男性は、日々の仕事や遊びに忙殺されてしまいがち。セックスの機会を設けるのが面倒くさくなったり、性欲はアダルトDVDやアダルトサイトで処理したほうが手っ取り早いという気持ちになるのは異常ではありません。このストレス社会では性欲自体が減退してしまうというのも、仕方のないことです。
しかし、その状態は”一時的なもの”として放置することには、大きな問題が潜んでいます。なぜなら、セックスレス=ED(勃起障害)予備軍と言えるからです。もしくは、すでにEDになってしまっているかもしれないからです。
パートナーがいてのセックスレスは、ある種の『ないものねだり』ですからね。今見てきたように、パートナーがいない人は圧倒的にこの問題において不利なわけですから。見るべきなのは以下の記事です。
パートナーとの愛を、大事にしましょう。
馬並師匠
さる
- パートナーがいる人は日頃からセックスをよくしておく。
- いない人は、下記の要素を満たすようにする。
- 日頃からマスターベーションをする(勃起させる)
- 運動をする(特に下半身)
- 勃起力・精力がつく栄養を摂る
- メンタルを鍛える