EDの悩み相談はやっぱり病院がいいの?治療は何科?
やはり専門家に直接相談するのが一番です。
素人判断は、特にED治療薬の硝酸剤との併用などのことを考えると危険です。また、治療は原則的には泌尿器科ですが、ED治療薬の処方は眼科や耳鼻科等、どの科でも処方してくれます。
馬並師匠
さる
原則としては泌尿器科だが…
下記の記事に書いたように、ED治療薬を処方してくれるのは、泌尿器科だけではありません。原則としては泌尿器科なのですが、耳鼻科や眼科等、どの科でも処方が可能です。
ただし、やはり専門的な知識が豊富なのは泌尿器科ですので、泌尿器科に相談するのが一番いいでしょう。ただし、泌尿器科に知り合いがいない場合は、かかりつけの医者に相談してもいいのです。お医者さんは正直相性が一番ですからね。かかりつけのお医者さんが親身になって相談に乗ってくれるでしょうし、その人が泌尿器科の先生を紹介してくれるかもしれません。
紹介なら、一人で開拓するよりも好待遇を期待できます。紹介者の顔をつぶすわけには行きませんからね。一つ責任が上乗せされるので、新規の患者にも丁寧に接してくれる可能性があります。
私は以前、新規として親戚の家の近くの小さい歯医者に行ったのですが、19歳という若さも手伝って、少し遅刻をしてしまいました。それ自体は私が悪いと思うのですが、他に患者がいる気配もないのに、ひどく激高しているのです。
そして前歯を治療するという中で、
麻酔はいいですよね?
と自然な流れで言うので、
はい。
と言ってそれを許諾すると、かつてないくらいの激痛が走り、前歯をドリルで削って穴をあけている間、涙が止まりませんでした。普段決して涙を流さないと決めている私がそうだったのですから、それはそれはひどい激痛でした。
私にも意地があるので、涙こそ止まりませんでしたが、それ以外の部分では気丈に振舞い、声も振るわせることはありませんでしたが、一般常識から言ってあの激痛はありえませんでした。それに、その前に見たその歯医者の態度と、その店の規模。それらを総合判断すると、『嫌がらせ』でやったようにしか思えませんでしたね。
そしてその後、友人の母親に歯科助手の人がいて、その人にその旨を伝えると、
普通、前歯をドリルでやるとき、麻酔なしは考えられない。
というのです。どこまでが本当かはわかりませんが、あの激痛が異常だったことは確か。やぶ医者というのは存在するのです。それを覚えておかなければなりませんね。まず私が『遅刻』という一般常識を破る行為をしたことに責任があるのですが、その『仕返し』として未成年にそれをする大人は、『やぶ医者』以外のなんでもないですよね。
ですから、医者に相談をするときは、なるべく『新規』は避けた方がいいのです。また、その病院の規模や、人間性なども非常に大事です。規模が小さければその分売り上げが低く、金銭的余裕がない人間は器も小さいものです。そういう人は拝金的になってぼったくろうとするか、あるいはやぶ医者的に、無責任な診療をする可能性を持っています。
ですから、病院選びは大事ですね。特にこのEDという問題はかなりパーソナルな問題ですから、信用できない人に相談することは避けたいですね。
馬並師匠
さる
- ED治療薬は耳鼻科や眼科等、どの科でも処方が可能。
- 専門的な知識が豊富なのは泌尿器科。
- やぶ医者は存在する。
専門医や看護婦の目を気にする必要は全くない
『ED 検査・診断・バイアグラによる治療の実際』(保険同人社)にはこうあります。
EDの相談と受診
どこの病院、何科へ相談に行くべきか
EDははじめに述べたように、男性ならだれにでも起こり得るものです。そして、加齢が要因の1つではあるものの、年をとっているからとあきらめるべきものでも、また治らないものでもありません。100%治るとはいいませんが、治療可能な病気の1つなのです。従来は心理的な要因によるEDが多いと思われていましたが、最近では、EDの多くが身体的な原因によるものであることもわかってきています。
自分がEDではないかと気になるようであれば、まずかかりつけの内科医や近くの泌尿器科などに相談してみてください。よく知っている医師や近所の病院にはむしろ行きにくいというのであれば、雑誌などで見つけた病院を訪ねてもいいでしょう。
出てきたキーワードは、
- 内科
- 泌尿器科
- かかりつけの病院
ですね。また、『かかりつけが逆に恥ずかしい場合は、違う病院を見つけるのも手』だという選択肢も紹介しています。確かに、かかりつけの医者は、例えば家族全員がお世話になっているなんていうこともありますからね。様々な状況に合わせて、選択肢を考えてみましょう。
その場合、例えば泌尿器科にいる専門医や看護婦に、なかなか切り出せないという問題もあります。特に相手が知らない人や女性であれば、そうなりますよね。しかし先ほどの『知り合い』のことで考えても、どちらにせよ『話しやすい人』というのはめったにいません。ですから、開き直って堂々と真正面から診察を受けるのが一番いいでしょう。
『ED 検査・診断・バイアグラによる治療の実際』(保険同人社)にはこうあります。
何といって受診すればよいか
泌尿器科を訪れたものの、『どうしました?』と聞かれて返事に困る人もいるようです。しかし、泌尿器科の専門医・看護婦の間では、EDはごくありふれた話題にすぎません。患者さんにとってはごく個人的な打ち明け話をすることにあんりますが、医師や看護婦の側はあくまで病気と捉えています。
ですから、相手はもう慣れ切っていると思って、開き直って相談してみましょう。ほとんどの人、ほぼ全員があっけらかんとした態度で、淡々と対応してくれるでしょう。
馬並師匠
さる
- 専門医や看護婦の目を気にする必要は全くない。
ED診断はどうやって行われる?
ED診断のための検査は、まず問診から始まります。以下のようなチェック項目を聞かれるわけですね。まず最初に自分でセルフチェックしておいてもいいでしょう。
『オトコの病気 新常識』にはこうあります。
カウンセリングと薬物治療でほとんどが”男性の復権”を果たす
病院を受診する悩める男性に対し、永尾医師の診察では、まず、問診や性機能・性生活に関するアンケートと簡単な心理テストをする。このほかに細菌では、EHS(Erection Hardness Score:勃起硬度評価測定)というアメリカで開発された簡便な問診票が日本でも使われており、これも合わせて実施する。
これは『あなたは自分の勃起硬度をどのように評価しますか?』という質問に対し、『グレード0:陰茎は大きくならない』から、『グレード4:陰茎は完全に硬く硬直している』の、5つの中から適当なものを選ぶという測定法。グレード2以下はもちろんだが、グレード3でも、満足なセックスに支障が出ていれば、ED治療の対象になるという。
治療は、カウンセリングと薬物治療が中心となる。心因性EDの場合、ほとんどの患者がこの2つの治療で男性としての”復権”を果たすそうだ。カウンセリングでは、ときにはパートナーの女性に助言することもあるという。
ここでも同じように、
- 問診票をチェックする
- カウンセリングと薬物治療が中心となる
というキーワードが出てきましたね。このような質問に淡々と答えられない人は、その時点で『心因性ED』に罹っていると考えましょう。下記の記事に書いたように、
心因性EDというのは、
- SEXの時に与えられる緊張やプレッシャー
- 過度に期待される性器や性的なサービス
- 一度目のSEXでの失敗経験によるトラウマ
- 過去に断られた経験によるトラウマ
等の問題を乗り越えられないことが原因で罹ってしまうEDです。つまり、『人目を気にしすぎる』んですね。人からどう見られるか、何と言われるかを気にしすぎています。厳しい言い方をすれば自意識過剰であり、優しい言い方をすれば気が優しいのです。
人からどう見られても、思われてもいい。まずはそういう心構えを持つことが大事です。見るべきなのは以下の記事です。
その『他人』の中で、泌尿器科のお医者さんたちは、極めて『話しやすい人たち』に該当します。何しろ、慣れていますからね。そういう患者さんを診るのは日常茶飯事なのです。自分のパートナーや友人、家族らに話すよりもよっぽど話しやすい条件が整っていますから、まずの第一歩として、その人たちに相談することから、心因性EDの改善を試みましょう。
馬並師匠
さる
- ED診断のための検査は、まず問診から始まる。
- カウンセリングと薬物治療でほとんどが”男性の復権”を果たす。
インターネットで購入したED治療薬はあまりにも危険
そして、相談ができないという理由で、インターネットで個人輸入をするなどの行為はやめましょう。
『男性機能の「真実」』にはこうあります。
偽物にご注意を
たくさんの偽造ED治療薬が出回っています。インターネットで購入したED治療薬の成分を調査した論文があります【佐々木春明 他,2010】。それによると、なんと55.4%が偽物であったそうです。塗料や印刷用インクが含まれていたり、健康被害をもたらす薬物も含まれていたりしたそうです。効かないだけならまだしも、健康に被害があってはたまりません。
中には死亡例もあります。決して安易な方法で手に入れないようにしてください。必ずクリニックや病院で相談し診察を受けて入手してください。
また、『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
ネットでEDの治療薬を購入する恐ろしさ
(省略)もちろん、医師に健康確認などをしてもらわないというのも問題ですが、さらにまずいことに、ネット上では多くの偽造品が出回っているのです。WHO(世界保健機関)の調査では、インターネットで不法に半愛される薬品のうち、半分以上は偽造品だということが報告されています。こういった偽造品はマフィアや暴力団の資金源になっていることが多いため、密売が後を絶たないのです。偽造品の安全性に関して、バイアグラの製造・販売元であるファイザー株式会社の広報担当はこう言います。
『偽造品は無許可、検査なしの工場で作られていることが多いため、中古セメントミキサーを使用して製剤するなど、非常に不衛生な環境で製造されている可能性があります。私どもは中国や中東の偽造バイアグラ製造現場の写真を入手していますが、その光景は悲惨たるものです。また、完成した商品も検査や審査なしで出荷されるため、殺虫剤などの有害物質が含まれているケースがあります。
本にはまた、『シアリスの錠剤の黄色に鉛を使っている』、『バイアグラの錠剤の青にはペンキを使っている』という事例も紹介しています。
- ペンキ
- 印刷用インク
- 鉛
- 殺虫剤
- 不衛生な環境
- 検査・審査をしない
というとんでもない事実が存在しているわけですね。このような下の悩みは人に相談しづらく、また自由診療であるからして、なるべく安く、そして内密に解決したいと思うのが人の本音ですが、ここはひとつ、
そういう考え方こそが、心因性EDである証拠だ!
と考え、正々堂々とした王道の道を、真正面から歩くことを覚悟しましょう。世の中の悪しきことは、人のそういう弱みに付け込んで入り込んできますからね。ウイルスと同じです。
- STEP.1EDは恥ずかしい病気である(間違った思い込み)
- STEP.2病院に行くよりネットで薬を買って密かに治した方がいい(間違った思い込み②)
- STEP.3偽の薬と気づかずにネットで注文する(間違った行動)
- STEP.4待っても待っても商品が届かないあるいは偽物の粗悪品をつかまされる
- STEP.5EDの症状は以前のままあるいは違う問題が浮上するリスクがある
馬並師匠
さる
- インターネットで購入したED治療薬はあまりにも危険。
ウイルスは常に隙をうかがっている
ウイルスは、セキュリティの脆弱したパソコンやスマホに侵入しますが、それは人の身体も同じことです。普段、白血球という『警備隊』が免疫力として働いてくれているのですが、風邪などで体調を崩すと、その免疫力も弱まります。その警備の隙をついて侵入してくるのがウイルスなのです。
私は口唇ヘルペスという持病を持っていますが、このウイルスは普段は口の奥の方に潜んでいて、免疫力が弱くなった隙をついて、口元におりてきます。そして唇を食い破り、ウイルスを増幅させようとするのです。ですから、痒みを少しでも感じた時点で薬を外用、あるいは内服してそれをブロックすることが大切です。
とにかく言えるのは、世の中の悪しきことは、ちょっとした隙を狙って増幅しようとするということ。危険ドラッグも麻薬も、こうした偽造バイアグラも、ときには新興宗教も、そういう隙を狙って増幅しようとします。
ですから注意が必要です。人間一人一人の『善の心』や『良識』、『規範意識』というものが問われます。心因性EDになったような人は心に隙がありますから、そういうときは必ず医師に相談するようにしましょう。決して『その状態の自分の独断』に委ねてはなりません。
馬並師匠
さる
- ウイルスは常に繁殖の隙をうかがっている。