EDが原因でセックスレスになる?
十分なります。それで別れたり離婚することはよくあることです。
馬並師匠
さる
日本人の平均的な性交渉の回数
コンドームメーカーのデュレックス社の2007年度の調査によれば、日本人の平均的な性交渉の回数は年間48回で、これは調査を実施した26か国中最低の数字です。
1位:ギリシャ | 164回 |
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2位:ブラジル | 146回 |
3位:ポーランド | 143回 |
3位:ロシア | 143回 |
6位:メキシコ | 123回 |
6位:スイス | 123回 |
8位:中国 | 122回 |
8位:ニュージーランド | 122回 |
10位:イタリア | 121回 |
11位:フランス | 120回 |
11位:南アフリカ | 120回 |
13位:スペイン | 118回 |
14位:ドイツ | 117回 |
15位:オーストリア | 115回 |
15位:マレーシア | 115回 |
17位:タイ | 108回 |
18位:オーストリア | 106回 |
19位:カナダ | 100回 |
20位:オランダ | 94回 |
21位:イギリス | 92回 |
22位:アメリカ | 85位 |
22位:シンガポール | 85回 |
24位:ナイジェリア | 84回 |
25位:香港 | 82回 |
26位:日本 | 48回 |
しかも25位の香港の半分しかありませんからね。日本人は元々、セックスの回数において圧倒的に少ないという傾向があります。
下記の記事に書いたように、私の知人には10代でセックスレスになった男性がいます。その人はよくセックスレスになっていました。毎度の悩みというか、問題でしたね。ある時は、彼女がその悩みを知人の母親などに相談することもありました。
最近セックスレスなんだけど、どうしたらいい?
そういう相談が持ちかけられたんですね。その時は、
女性から持ち掛けることは難しいんだから、男性のお前が率先してリードしてやれ
というような話でまとまったのですが、彼も根本が頑固ですので、その場をしのいで、その問題は未解決のまま終わってしまいました。
記事にも書いたように、その男性はペニスのサイズが大きいことで有名でした。お風呂に行ったときなどは、そのサイズを自慢したいのか、隠すことなくアピールすることもあるくらい、本人としてもそのサイズが気に入っていて、優越感を覚えているようでした。
女性からしても、魅力的に映るでしょう。しかし、そんな彼がセックスレスに陥るのです。考えられる理由としては、
- 手に入れた物には興味がなくなる
- ペニスばかり求められている気がして萎える
ということが挙げられそうですね。
馬並師匠
さる
- 日本人の平均的な性交渉の回数は26か国中最低の数字。
手に入れた物には興味がなくなる
男性はコレクションをする傾向があり、女性はガールズトークをする傾向があります。このあたりには、男女の特性の差異が関係しています。
『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』にはこうあります。
女はストレスがたまるほどしゃべる
ストレスがたまったり、強い重圧を受けた時、男の脳は、空間能力や論理といった基本機能が活発になる。女のほうは言語機能が盛んになって、とめどなくしゃべりだす。ストレスがたまればたまるほど、女は永遠にしゃべり続ける。そうすることで心を落ち着かせ、気晴らしをしているわけで、答えを探しているだけではない。
女性が答えの出ないガールズトークをするのにはこういった背景があるのです。男は答えを求めるものですから、男性脳が強いほど、そのような時間が『無駄だ』と考えます。同じように女性も、男性のそのコレクション癖を、『無駄だ』と考えます。
しかし、確かに存在するこの男女の特性の差異。その中で、男性にはコレクション癖があり、『手に入れなければ気が済まない』という衝動に衝き動かされることがあります。これは原始時代から続く、確かに存在したある歴史が関係しているのでしょうか。
とにかく狩りをするのは男性で、家を守って子を育てるのは女性の役割だったように、人間の男女は、それぞれが強いられた、あるいは求められたニーズの中で、長い時間をかけて構築された、特性があるのです。
『手に入れなければ気が済まない』。しかしそれは、『一度手に入れたら気が済む』ということです。同じ考え方で、
もそうですね。
- 他人が持っていない
- 希少性がある
そういうものに人はどうしても心を奪われてしまいます。
- プレミア商品
- レアアイテム
- 限定品
- 絶世の美女
など、このような物を手に入れ、コレクションし、人に自慢したり、あるいは優越感に浸る。特に男性には強くその傾向があるのです。
彼女を作るとき、特に10代などはそうですが、意中の女性とどうしても『セックスがしたい』という理由でアプローチをかけることがあります。どうしてもその女性を手に入れたい。そういう男性特有の、支配欲のようなものに煽られて、衝動的になることがあるんですね。
そうして手に入れた後は、男性はちょっと、萎えています。目的が達成されて、満足してしまっているのです。10代の彼がセックスレスになってしまった理由の一つとしては、そういったことが関係していそうですね。事実、彼はそうした考え方を持っていると言っても過言ではない性格をしていました。
ヘミングウェイはこう言い、
アガサ・クリスティはこう言いました。
女性は常に、男性から飽きられてしまうリスクを背負って生きているのですね。だから飽きられないように健気に美を追求して努力したり、あるいは、野良猫のように『希少性』を演じ、男を飽きさせないようにする女性が存在するわけです。もちろん、
男なんかに人生を乗っ取られてたまるか!
と考えて、自由を選択する女性もいるでしょう。しかしどちらにせよ女性の特性には、男性の特性が影響していることが事実。セックスレスは男女二人の問題ですから、お互いが歩み寄り、問題解決するのが最善です。どちらか一方が努力するのではなく、両方が努力し、問題を解決したいところです。
『ED 検査・診断・バイアグラによる治療の実際』(保険同人社)にはこうあります。
EDはカップル2人の問題
勃起障害は性行為の際の問題です。つまり、男性だけの問題ではなく、パートナーにも影響を及ぼしています。
(省略)また、EDであることをおたがいに知っている場合にも、女性の側は、”自分い魅力やムードがないせいかもしれない”、”何か私が知らない悩みがあるのだろうか”、”そんなにストレスがたまっているのだろうか”といろいろ思い悩んでいることがよくあります。
つまり、EDはカップル2人の問題なのです。ですから、男性の側はまず”男のメンツ”などは捨てて、EDかもしれないこと、治療を受けようと思っていることなど、素直に自分の気持ちをパートナーに打ち明けてみましょう。きっと理解を示してくれるにちがいありません。
EDやセックスレスは、お互いの問題です。先ほどの知人の例では、男性側だけに問題があるという流れがありましたが、実際には男性側だけではなく、女性側にも問題があるのです。それは例えば、もう一つの原因を考えたときに、浮彫りになります。
馬並師匠
さる
- 男性は手に入れた物には興味がなくなりがち。
- EDはカップル2人の問題。
ペニスばかり求められている気がして萎える
男性器が大きく、あるいは女性ならバストが大きい。そうなると、やはりセックスの際に、『それ』を求めてしまうことが多くなります。男性なら、ズバリその大きな性器でオーガズムに導いてほしいと求められ、女性なら、その大きな胸で、男性器を挟んでほしいと求められます。『パイズリ』ですね。
最初はいいかもしれません。お互いが求めあって結ばれるわけですからね。しかしそういうことが続いたとき、
自分の魅力はこの性器(おっぱい)だけ?
と考えてしまうのは、当然のことです。実際に、女性から『子作りの為に精子が欲しい』とすごまれることがEDの原因として挙げられることがあります。つまり、
俺は精子製造機かよ…
と思って、萎えてしまうんですね。そして心因性EDとなってしまうわけです。
ですから、その知人の彼がもしその恵まれた性器を過度に求められていたのであれば、それが原因でEDになり、セックスレスになったと考えることができますね。それでつじつまが合います。
だとしたら、一見すると男性側だけが責められたその一件は、実は女性側にも責任があるということになり、その事件が『未解決のまま終わった』という事実ともつじつまが合います。つまり、男性はその悩みを話せる人がいなかった。そして心の中で、
そうじゃねえんだよな…。でもこんなこと言えないしなあ…自分の魅力が性器だけと思われていて萎えるなんて、見栄があって言えないしなあ…
と考えていた可能性があるのです。そしてその事件がそのまま曖昧になり、誰もそれ以上触れないまま終わった、と考えれば、彼がセックスレスになったということは、説明がつくようになります。
真相は彼にしかわかりません。もうずいぶん連絡を取っていないし、なかなかその手の本音を言わない人間なので、これから先もこれ以上周りが真相を知ることはないでしょう。しかし、すべてのことには理由がありますからね。
そしてEDやセックスレスは、決して男性側だけでなく、女性側にも同じように責任があるということを覚えておきたいのです。女性は、セックスレスとEDの問題をもっと重要視する必要があります。単なる重要視だけでは、この件のように『中途半端な解決』で終わってしまいます。
きちんと『セックスレスとEDは、男女二人に問題がある』という答えにたどり着くまで、真剣に考える必要があるということですね。
馬並師匠
さる
- セックスレスとEDは、男女二人に問題がある。
セックスレスが原因で女性の下半身に異常が出る?
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
セックスレスは女性の”シモの悩み”を早める
(省略)やはり、男性のEDが治って性生活が復活したことで、女性のFSDも自然と治っていくというのが、理想の形です。セックスしない状態が続くと、女性はFSDに悩まされるだけでなく、骨盤の状態も悪くなります。咳やくしゃみなどをした拍子に尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁、我慢できないほどの急な尿意に襲われる過活動膀胱、頻尿や残尿感だけでなく下腹部の痛みにも悩まされる間質性膀胱炎などの女性泌尿器科疾患、これらいわゆる”シモの悩み”が、セックスしていない人ほど早く表れてくるそうです。
FSDについては下記の記事に書きましたので併せてご確認ください。女性版EDですね。
セックスレスが続くと女性は、
- FSD
- 腹圧性尿失禁
- 過活動膀胱
- 女性泌尿器科疾患
等の様々な問題を引き起こす可能性があります。ですから、もっと真剣にEDとセックスレスについて考える必要がありますね。勿論男性も同じです。この問題は、男女両方が同じように、真剣に考えることなのです。
- FSD
- 腹圧性尿失禁
- 過活動膀胱
- 女性泌尿器科疾患
馬並師匠
さる
- セックスレスが原因で女性の下半身に異常が出る。