セックスの成功率でEDの重症度を判断できる?
そもそもセックスの成功率とは何でしょうか。
『セックス=挿入』ではありません。そのあたりのことを勘違いしてしまうような発想こそは、心因性EDとなりうる『認知の歪み』と言えるかもしれません。
馬並師匠
さる
セックスの成功率って何?
セックスの成功率で、EDの重症度を判断する考え方があるようです。たしかに、下記の記事に書いたような角度から考えれば、中折れをしたり、パートナーとのセックスで勃起しなかったりということで、EDの問題は時に深刻になります。
ただし、下記の記事に書いたように、たとえ、
- ED
- 早漏
- 短小
という下半身の悩みがあっても、前戯でしっかりと相手に尽くしたり、女性のことを考えたセックスができれば、それで十分なのです。『セックス=挿入』ではありません。
この記事に書いた『女医から学ぶあなたの魅力が10倍増すセックス』にこうあります。
どうやら男性のみなんさんは、挿入でイカせられないとダメだという思い込みがあるようです。おそらくそれは、アダルトビデオの影響だと思います。
それらの理由で挿入ができないからといって、『セックスが失敗した』と考えるのは、男性の勝手な思い込みなんですね。それが事実であり、それ以外のことを言っている人がいるなら、それは間違った考え方です。
その本には、
ただし、『俺のチンコはデカいから』と奢り高ぶって、女性を快感に導くという大切なステップを忘れてしまう男性は、女性から嫌われてしまうでしょう。ペニスの大きさがすべてなのではなく、自分だけではなく、女性を気持ちよくするためにはどうしたらいいのかを考えることができる男性こそ、魅力的なんだと思います。
ともありますが、その通り、サイズが大きく、勃起が十分であり、挿入しても早漏ではない、という理由だけで満足している人は、傲慢不遜です。それで『セックスが成功した』と考えるような人は、奢り高ぶっていますね。
従って、セックスの成功・失敗というものは、下半身のそうした事情にあまり関係がなく、相手との意思疎通がしっかりしていたかどうか、お互いの間に愛があったかどうかということで決まります。間違っても、『風俗でどれだけ本番行為ができたか』だとか、そういうことが『セックス成功率』ということにはなりませんので間違えないようにしましょう。
馬並師匠
さる
- 『セックス=挿入』ではない。
- 挿入でイカせられないとダメだというのも思い込み。
風俗でセックスをするのはリスクが大きい
そもそも、風俗で本番行為をするのはやめたほうがいいですよ。思っているより性病になります。おそらく、思っているよりも3倍ほど罹患する確率が高いですね。例えば、そのような人はなるべく『本番行為』をしようとして、できそうな店や女性を探します。
そうすると、大体どういう店がそれに該当するのかがわかってきて、そこで遊ぼうとするわけです。相手が人間である以上、確実性はありませんが、やはり中には『裏取引』として、女性との密約で、店や公に内緒で、本番行為をする女性がいます。
そういう店で働く女性は、色々と『ゆるい』んです。ですから堂々と女性がそういう行為をしてしまうし、それで追加料金などが取れれば、女性としても手っ取り早くお金を稼げます。
つまりどういうことかというと、そういう女性は他の男性客ともそういうことをしています。その可能性がとても高いのです。するとどうなるかというと、やはり女性が性病に罹患する可能性が高くなるんですね。そして、その女性と交わる男性も、同じように性病に罹患するのです。
ですから、『セックス成功率』という言葉を勘違いし、妙な方向で考えないようにしましょう。挿入するだけがセックスではないのです。挿入すればセックスは成功というわけではないのです。それを頭に入れましょう。そうしないと変な道に逸れてしまいますからね。EDであっても早漏であってもいいのです。まずはその原則を頭に入れましょう。
馬並師匠
さる
- 風俗で本番行為をするのはやめたほうがいい。
女性側の立場をよく考える
また、『セックス成功率』について考えるなら、『FSD』についても考える必要があります。女性版EDですね。下記の記事を見てFSDついても理解を深めましょう。
下記の記事に書いたように、
セックスというのは男女二人の問題です。決してどちらか一方が悪いということではりません。男性のEDが心因性ならなおさら、女性側も努力する必要があります。
なぜ私がそんなことをしなきゃいけないの?
と思う時点で、もはや別れた方がいいですね。愛は与えるものです。自己犠牲を惜しむようではそこに愛はありません。そもそも、愛しているならそれを『犠牲』とは思いません。したがって、もし女性側が少しでもそう思うなら、その時点でその男性の心因性EDの原因は、その傲慢な女性のその態度にあるということですね。
女性はEDやFSDについて真剣に考える必要があります。その記事にも書きましたが、『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
セックスレスは女性の”シモの悩み”を早める
(省略)やはり、男性のEDが治って性生活が復活したことで、女性のFSDも自然と治っていくというのが、理想の形です。セックスしない状態が続くと、女性はFSDに悩まされるだけでなく、骨盤の状態も悪くなります。咳やくしゃみなどをした拍子に尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁、我慢できないほどの急な尿意に襲われる過活動膀胱、頻尿や残尿感だけでなく下腹部の痛みにも悩まされる間質性膀胱炎などの女性泌尿器科疾患、これらいわゆる”シモの悩み”が、セックスしていない人ほど早く表れてくるそうです。
セックスレスが続くと女性は、
- FSD
- 腹圧性尿失禁
- 過活動膀胱
- 女性泌尿器科疾患
等の様々な問題を引き起こす可能性があります。セックスの『成功』のカギを握るのはどちらか一方ではありません。お互いが握っているのです。その事実に真正面から向き合えた時、きっと問題は大きく改善へと一歩進むでしょう。
- FSD
- 腹圧性尿失禁
- 過活動膀胱
- 女性泌尿器科疾患
ですからもちろん男性側の努力も必要です。『ED 検査・診断・バイアグラによる治療の実際』(保険同人社)にはこうあります。
EDはカップル2人の問題
(省略)つまり、EDはカップル2人の問題なのです。ですから、男性の側はまず”男のメンツ”などは捨てて、EDかもせいしれないこと、治療を受けようと思っていることなど、素直に自分の気持ちをパートナーに打ち明けてみましょう。きっと理解を示してくれるにちがいありません。
男性も女性も同じように努力します。愛があればそれができます。もしそれよりも上回る何かがあってそれができないなら、そこに愛は存在しないということですね。
トルストイは言いました。
馬並師匠
さる
- 男性のEDが心因性ならなおさら、女性側も努力する必要がある。
- セックスレスは女性の”シモの悩み”を早める。