仕事で失敗して自信を失い、下半身も元気がない…。どうしたらいい?
簡単です。考え方を整理すればいいだけです。
失敗したということは、難しいことにチャレンジしたということです。例えば、目の前のコップを手に取る。これができない人はいるでしょうか。手の障害を持っている人でない限り、誰もが出来るわけです。
だとしたら、失敗して自信をなくすことは間違っています。むしろ、『失敗するかもしれないことに挑戦した勇気ある自分』をほめるべきなのです。逆に言うと、『俺は失敗しないぞ!』と豪語する人は、『自分が余裕で出来ること』のみ行っている、言わば『勝ち逃げ依存』の腰抜けです。
腰抜けよりも下半身が弱いということがあってはなりません。自分こそは強靭な足腰を作るべく鍛えている、勇猛果敢な猛者である自負を持ちましょう。
馬並師匠
さる
心因性EDは精神未熟であればあるほどかかりやすい
仕事で自信を失うとそれが原因でEDとなり、逆に、EDとなってしまうと自信を喪失して、仕事でいい結果が出せません。これは二つとも事実です。『心因性ED』とは、心の在り方によってEDとなるということですが、EDの原因の割合は、
- 心因性=52%
- 器質性=48%
なので、半数以上の人が心因性EDなんですね。
心の在り方を間違えるとEDになってしまい、そしてそういう人は実はED患者の方の実に半数以上を占めるということなのです。 心因性EDの主な原因は以下の通りですが、
心因性EDの主な原因
- 1:予期不安
- 2:不安発作
- 3:軽症うつ病
- 4:不妊治療
- 5:ターン・オフ
- 6:夫婦関係のストレス
下記の記事に書いたように、
心因性EDというのは例えば、
- SEXの時に与えられる緊張やプレッシャー
- 過度に期待される性器や性的なサービス
- 一度目のSEXでの失敗経験によるトラウマ
- 過去に断られた経験によるトラウマ
といったような心の動きに支配され、副交感神経を優位にできないということが原因です。勃起の仕組みを見てみましょう。
- STEP.1エッチな刺激
- STEP.2副交感神経興奮
- STEP.3NO(一酸化窒素)放出
- STEP.4cGMP増加
- STEP.5陰茎海綿体平滑筋弛緩
- STEP.6勃起
という流れが勃起の仕組みなのです。
- 交感神経が優位=緊張、不安
- 副交感神経が優位=リラックス
ですから、自律神経が交感神経優位の状態にあると、勃起ができないんですね。つまり、緊張していたり、不安に思っていたり、プレッシャーを感じていたりすると交感神経が優位になり、勃起の条件が整わないのです。交感神経と副交感神経については下記の記事に書きましたので併せてご確認ください。
ですから、精神未熟であり、心が若く、問題解決能力が低ければ、人生で壁にぶち当たる食べに憂うつとなり、自信をなくして交感神経が優位な状態が続き、ストレスを感じやすくなり、それが原因でEDも含めた様々な問題を引き寄せてしまいます。
ストレスというのは下記の記事に書いたように、
- ED
- ワキガ
- ニキビ
- 薄毛
- うつ病
等、様々な問題を引き起こす原因となるのです。更にストレスについて調べるために見るべきなのは以下の記事です。
これ以上ネット上でストレスの害悪について書いた記事はないでしょう。
馬並師匠
さる
- 心因性EDは精神未熟であればあるほどかかりやすい。
- 自律神経が交感神経優位の状態にあると、勃起ができない。
ストレスとの向き合い方がポイントになる
また下記の記事に書いたように、
中高年になると男性更年期障害という症状にも悩まされる可能性があります。そしてその原因の一つは『ストレス』なのです。
男性更年期障害になると、
- 自律神経失調症(疲労感、睡眠障害等)
- 精神神経症状(気力がない、寝起きが悪い等)
- 早期勃起の消失(性欲減退、ED等)
- 生活習慣病(高血圧、糖尿病、動脈硬化)
- 心筋梗塞や脳梗塞
- 認知症
- 骨粗鬆症
- メタボリックシンドローム
といった問題を引き起こしますから、ストレスの有害性がどれほどのものかということがわかりますね。『オトコの病気 新常識』にはこうあります。
50代まではうつ症状、60代は性機能低下が特徴
(省略)中高年の男性は仕事上責任ある地位にある上、家庭でも夫婦間の問題や親の介護など、さまざまなストレスを抱えていることも少なくない。若い世代では多少のストレスならはね返してしまう脳の活力があるが、男性ホルモンが低下し、体調が崩れ始める更年期には、脳もストレスに対する抵抗力が低くなるため、ストレスの精神的な面への影響がより強くなる。
ここにもあるように、中高年になると仕事で責任のある立場を担う人も多いですから、より強いストレスが心にのしかかり、それが様々な問題を引き起こしてしまうんですね。ですから人一倍リラックスをする時間を設けるなど、そういった工夫を生活に取り入れることが大切になってきます。
例えば私も自分で会社をやっていて、まあそれ自体は性に合っていて自分で選んだ道だから後悔は全くないのですが、時に仕事をやりすぎてしまって体調を狂わせるときがあります。例えば、元々大して勉強してきたわけでもないのに、以前一日に本を10冊ほど速読するような日々を数日ほど続けていたら、急に呼吸が苦しくなったときがあります。
そういう時はたまにあって、大体が『あくび』をしたり、あるいは『仮眠』をしたりするとその症状が治まり、体調が元に戻るのですが、そのときはそれをしても、あるいはお風呂に入っても治りませんでした。私はそのとき、
これがパニック障害ってやつなのか…
と思いましたが、実際には少し時間が経ち、ゆっくり休憩すれば元に戻りました。しかし振り返るとやはりあの現象は、自分の体に無理をしたのが原因。元々私は『うつ病になりやすい性格』で、いや、うつ病とは全く無縁なのですが、うつ病とは本来、
- 真面目で完ぺき主義
- 几帳面で一度決めたら最後までやり遂げないと気が済まない
という 性格の人がなりやすいと言われています。
私はピタリその性格なんですね。しかし根っからの前向きさと楽観的な性格があるので、今までそうした精神病とは無縁だったのですが、そのときばかりは猪突猛進にやりすぎて、ついに限界を超えてしまったと思ってしまったものです。
馬並師匠
さる
- ストレスとの向き合い方がポイントになる。
- 男性更年期障害の原因の一つは『ストレス』。
リフレッシュの大事さ
ただ、私はその性格以上に『リフレッシュ』の時間を大切にするタイプで、そのおかげで今まで精神病にかかったことがないと言っていいのです。本当に大事にしていて、ときに無責任です。例えばサラリーマン時代は、仕事中に映画を見に行ったりしましたからね。
その時は、サラリーマンという枠組みがとても窮屈で、
なぜ会社のため、あの社長や上司の為に一生を捧げなければいけないんだ…
という不満を抱えていて、ある種の『軽いうつ』と常に隣りあわせでしたから、そのストレスやうっ憤を晴らすために、そういった強硬手段に出て、強引にリフレッシュをしていました。それくらい強引ですから、私がその性格を持っていても精神病とは無縁なのではないかと分析しています。
馬並師匠
さる
- リフレッシュの大事さを理解する。
ストレスやトラウマに対する考え方
ストレスやトラウマに対する考え方を紹介しましょう。『SEのためのうつ回避マニュアル~壊れていくSE』にはこうあります。
受け止め方で変わるストレス反応
Case…バグ発見時の反応の違い
中堅SEのAさんと新人SEのBさんが、同時に重大なバグを発見しました。二人とも『あっ!』と叫んで動きが止まり、目を見開き、唖然とモニターを見つめます(緊急反応)。
その後Aさんはこう思います。
ああ、これは前にも見たことがある。そうそうあのやり方をすればすぐに解決できる
Bさんはこう思います。
どうしよう。お手上げだ。これじゃあ納期に間に合わない。
Aさんは肩の力が抜け、呼吸は深くゆったりとしたものになり、Bさんの表情はこわばり、心臓の鼓動は高まり、手のひらにじっとりと汗をかいています。
本にはこう続きます。
アメリカの心理学者ラザルスらは、『外的刺激が自動的にストレスを生み出すのではなく、個人がそのストレッサーをどのように評価するかによって、ストレスの感じ方が異なってくる』と唱えました。
つまり人は、ストレスの原因である『ストレッサー』に直面したとき、その対処法を知っているかいないかで、そこから受けるストレスのダメージに違いがあるということなのです。
私の場合は無責任なのであまり参考になりませんが、しかしやっていることは同じです。ストレッサーに直面したとき、その原因を『完全に放棄する』ことによって、その負担から逃れることができました。うつ病になるくらいなら、私は仕事をやめてしまったほうがいいときがあると、個人的には考えています。事実私はそうして、最終的に自分で起業するに至りました。
またトラウマについては『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』にあります。
トラウマは、存在しない
(省略)アドラー心理学では、トラウマを明確に否定します。(中略)しかしアドラーは、トラウマの議論を否定するなかで、こう語っています。
『いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自信の経験によるショックーいわゆるトラウマーに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである』と。
つまり、『経験それ自体』ではなく、『我々がその経験にどういう意味をもたらすか』ということが重要だと言っているのです。例えば嫌なことが過去にあったとき、
あの経験は本当に思い出したくないトラウマだ…
と考えるか、
あの経験があるから人の気持ちを配慮できるようになった
と考えるかは、自分次第だということです。つまり、トラウマもストレスも、自分次第でどうにでもなる。私自身そういうことを知った時、とても心強かったのを覚えていますね。見るべきなのは以下の記事です。
外(環境)が自分の運命を握っているのではない。内(自分の心)がそれを握っているのです。心因性EDも同じように、『インサイド・アウト』の考え方で簡単に克服できます。それが絶対的な真実なのです。
馬並師匠
さる
- ストレスやトラウマに対する考え方を確認する。
- 心因性EDは『インサイド・アウト』の考え方で簡単に克服できる。