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うつ病とEDの関係を解説!優先順位を守る賢い人間

うつ病とEDってどう関係しているの?

EDは社会的ストレスと酸化ストレスの2つのストレスが原因でも起こる現象ですが、うつ病も全く同じです。

 

また、EDはNO(一酸化窒素)の不足によっても起きますが、NOが減ると脳の情報処理の速度が遅くなります。これもうつ病の原因の一つです。

 

また、脳が『優先順位』を決めるということがあります。うつ病になると、最優先事項は『勃起』ではなくなるので、勃起が後回しになり、EDとなるのです。うつ病とEDは密接に関係していると言っていいでしょう。

馬並師匠

うつ病は複雑な病気だからね!複雑な要素がたくさん絡み合って起こる現象なんだ!詳しく解説するね!
師匠に任せれば大丈夫っす!

さる

EDが多い年齢層は

EDとうつ病には関連性があります。EDの原因の割合は、

 

  • 心因性=52%
  • 器質性=48%

 

ですが、そのうち心因性EDが最も多いのは30代です。

 

ED

 

EDになる年齢というのは、

 

  • 1位:30代
  • 2位:20代と40代
  • 4位:50代
  • 5位:60代
  • 6位:70代
  • 7位:10代
  • 8位:80代

 

です。まあ実際には70代と80代は対象人数の絶対数が少ない、というだけの事実もありますが、それでも上位を占めるのが20~40代という所を見ると、EDと年齢はさほど関係がないということがわかります。心因性ED、つまり心が原因でEDになるのは、ED患者の半数もいて、そして30代が最も多いんですね。もはやEDとは、高齢者の病気ではないのです。

 

下記をご覧ください。

 

心因性EDの主な原因

  • 1:予期不安
  • 2:不安発作
  • 3:軽症うつ病
  • 4:不妊治療
  • 5:ターン・オフ
  • 6:夫婦関係のストレス

 

 

心因性EDの主な原因に、『うつ病』がありますね。その他の要因を見てもわかるように、心に不安やストレスがあると、それが重荷となって、EDの現象が起きてしまうわけです。

 

勃起の仕組みを見てみましょう。

 

  • STEP.1
    エッチな刺激
     
  • STEP.2
    副交感神経興奮
     
  • STEP.3
    NO(一酸化窒素)放出
     
  • STEP.4
    cGMP増加
     
  • STEP.5
    陰茎海綿体平滑筋弛緩
     
  • STEP.6
    勃起
     

 

という流れが勃起の仕組みなのです。

 

  • 交感神経が優位=緊張、不安
  • 副交感神経が優位=リラックス

 

ですからね。

 

ED

 

つまり、先ほどの心因性EDになる要素は全て、『交感神経』の方が優位になってしまっている状態です。それでは、勃起の条件が整いませんね。ですから、まず自律神経の『副交感神経』の方を優位にすることを考える必要があります。つまり、『うつ病の回復』ですね。それがあって、重荷がとれ、初めてEDが治るということなのです

 

うつ病に関する記事はいくつも書きましたので、併せてご確認ください。

 

 

また、抗うつ剤を使用しても、それが更にEDの原因となることもあります。

 

 

うつ病とEDは密接に繋がっているんですね。

 

馬並師匠

つまり、いつでも副交感神経が優位であるような人は、常にリラックスしている人ってことだから、悩み知らず、ED知らずってことだね!
たしかに!

さる

この章のまとめ
  • 不安になり交感神経が優位になると勃起できない。
  • 抗うつ剤を使用しても、それが更にEDの原因となる。

うつ病とEDにはどんな関係がある?

『ササっとわかる 男性機能の不安に答える本-ED治療の最前線』(講談社)にはこうあります

うつ病とEDにはどんな関係がある?

 

うつ病とEDは、一見無関係な病気のように見えますが、実は密接な関係があります。EDの原因には2つのストレスがあると説明しました。この2つのストレスは、そのままうつ病の原因でもあるのです。

 

社会的ストレスが高まり、交感神経が活性化し、緊張状態が続くと、人間は一種の防御反応として逃避を試みるようになります。その逃避行動のひとつが実はうつ病なのです。

 

一方、酸化ストレスが高まるとNOが減ります。NOの減少によって、脳の神経細胞(ニューロン)の情報処理のスピードが遅くなります。これもうつ病の一つの原因であるといわれています。

 

この2つのストレスについては下記の記事をご覧ください。

 

 

簡単に言うと、

 

  • 社会的ストレス
  • 生物学的ストレス

 

ですね。前者が通常のストレスであり、後者が『活性酸素』から攻撃を受けるときに負う負荷のことです。この2つはどちらもEDの原因です。前者は説明したように『交感神経』を優位にしますし、後者は『NOの放出』の出を悪くします。

 

  • STEP.1
    エッチな刺激
     
  • STEP.2
    ※副交感神経興奮
     
  • STEP.3
    ※NO(一酸化窒素)放出
     
  • STEP.4
    cGMP増加
     
  • STEP.5
    陰茎海綿体平滑筋弛緩
     
  • STEP.6
    動脈血大量流入
     
  • STEP.7
    勃起
     

 

この※の部分ですね。2つのストレスが、この2つの部分に問題を起こし、EDの原因となります。そしてその2つのストレスは、EDだけではなくうつ病の原因でもあるのです。

 

馬並師匠

EDもうつも、酸化ストレスにやられちゃうってところで共通しているね!
たしかに!

さる

この章のまとめ
  • 酸化ストレスが高まるとNOが減り、EDとなる。
  • NOが減ると情報処理が遅くなり、うつ病となる。

寝て食べてセックスができればうつ病ではない

これだけでももううつ病とEDの関係性は成り立ちましたが、まだ違う角度からもこの2つの関係性を考えることができます。

 

『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』(講談社)にはこうあります。

うつ病とEDの密接な関係

 

(省略)『うつ病になると、あらゆる気力が失われていきますが、その中で最初に失われるのが性欲です。人間の体とは、生命維持に必要ではないものから捨てていくようにできているんですね。例えば、心不全の場合でも、EDが最初の症状であることがあります。生きるために、心臓に血液を送ることが先決だと体が判断するからです。

 

ですから、うつ病もまず性欲がなくなって、そのうち睡眠欲、食欲などが失われていく。逆に言うと、寝て食べてセックスができればうつ病ではないと、僕は思っています。』

 

 

優先順位』というキーワードが出てきましたね。いわゆる『火事場の馬鹿力』とは、土壇場になると人間の理性のタガが外れ、稼働領域を超えた行動を取る現象ですが、あれも同じようなものです。

 

例えば、成人の男性というものは本来500㎏もの重さを持ち上げられることができるのですが、その代償に筋肉を破損し、骨を折ってしまいます。オリンピックに出るような重量挙げの選手でさえ、それは困難を極めますからね。

 

Wikipedia『怪力』にある『筋肉の出力』を見てみましょう。

筋肉が出せる出力はその断面積に比例し、1cm²につき、最大10kgの重量を持ち上げる力が出る。成人男性の筋肉の断面積平均は約25cm²であり、計算上、片手で約250kg、両手で約500kgの重量を持ち上げる事が可能だが、これは全力を出せた場合の数値であり、通常はリミッターによって約5分の1の力しか出ない。

 

火事など危機的状況下では、稀にリミッター(筋骨を傷めないための脳の抑制作用)を解除し、普段の3倍から5倍の力が出る事がある。これが日本で俗にいう「火事場の馬鹿力」である。

参考 筋肉の出力Wikipedia

 

今言ったことが出てきましたね。これは10年以上前に私がどこかで聞いていた知識だったのですが、今もう一度調べてみると、このように実際に文献がありました。

 

では次に『強度的限界』を見てみましょう。

医学の観点から人間が持ちあげられる限界は500kgまでとされ、それ以上の重たい物を支えようとすれば、腕の骨の強度が耐えられず、骨が折れてしまうとされる。ベンチプレスの世界記録も500kg程である。すなわち、いくら筋力を鍛えようとも、骨の方が耐えられない為、現実の怪力者も5、600kgを直接に両腕で支えるのは困難である。人間の場合、自重の3倍の荷物を持てれば、十分怪力と言える。

 

人間には限界があり、それを超えないようにリミッターがついています。しかし、火事場のような究極の場面になると、そのリミッターが外れ、優先順位が変わり、人の命、自分の命を守ることを最優先にするんですね。

 

 

ですから、マンションから子供が落下したのを見た主婦が、子供のもとへダッシュし、見事にキャッチして子供の一命をとりとめたときも、その主婦が気付いた場所と落下の速度、キャッチした場所の計算をしたら、どう考えてもオリンピック選手も舌を巻くような速度で走ったとしか考えられないことがわかった、という事例もあるのです。

 

人間にはこのようにして優先順位があり、まず何よりも自分の命を守ろうとしているんですね。それはまず単純に、褒めてあげたい能力なのではないでしょうか。自己防衛本能というやつですね。

 

馬並師匠

無意識の部分、潜在意識っていうのは不思議だね!人間の無限の可能性をかんじる一面でもあるね!
たしかに!

さる

この章のまとめ
  • 寝て食べてセックスができればうつ病ではない。
  • 成人の男性というものは本来500㎏もの重さを持ち上げられることができる。
  • 人は優先順位をよく理解している。

優先順位を理解している人間

優先順位ということで言えば、先ほど書いた『抗うつ剤』についてもこういう文献があります。『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。

勃起や射精を抑える抗うつ剤の副作用

 

(省略)『いま何かと話題の抗うつ剤、SSRIがそうです。これには勃起・射精が抑えられてしまうという副作用があります。心療内科の医師はうつ病の患者さんに対し、この副作用については基本的にアナウンスしていません。うつ病の改善が最優先なので、副作用のために飲まれなくなってしまったら治療になりませんからね。このSSRIは、早漏の患者さんの治療にも使われる薬です。毎日飲めば射精できなくなる人もいるくらいなんですよ』

 

抗うつ剤のSSRIには、勃起や射精を抑える効果があるんですね。しかしうつ病患者の最優先事項は『うつ病の治療』であるため、それらは後回しにされるということです。

 

三島由紀夫は言いました。

 

 

まずは、この『鎧帷子』という自己防衛能力は認めたいのです。しかし、その鎧があるゆえに、ときに人はそれによってダメージを負ってしまうこともあるんですね。諸刃の剣であり、二者択一です。どちらか一方を取れば、もう一方に悪い影響が出る。こういうことがあるのです。

 

  • うつ病になると、生命維持をとって、EDになったり。
  • 火事場になると、命を守ることを優先にして、筋肉や骨を破損したり。
  • 鎧を着て自分の身を守ると、その鎧の重さやとげとげしさで自分の肌を傷つけたり。

 

このような現象が起こってしまうんですね。人間が無意識に決めている優先順位というものは、非常に奥が深いものです。往々にして、非行に走り、勉強ができない少年少女も、根底にはこの『優先順位』の問題があります。例えば、家庭内の不和ですね。

 

そういった問題を解決する前に、勉強なんてとてもできない。

 

それが彼らの心の叫びなのです。私自身がそうだったから断言できるのです。

 

そう考えると、うつ病になって勃起が優先順位から格下げされることには、意味があります。まず、やるべきことがある。その問題を解決してから、セックスライフを楽しむべきだ。そういう身体からのメッセージなのかもしれません。

 

うつ病をどう治すかということは、とてもこの記事では書ききれるものではありません。その抱えている優先順位も、それぞれで内容が全く異なります。ある人は子供を流産させたこと、ある人は事故で大けがをしたこと、そしてある人は震災で家族や知り合いを大勢失った人。様々な理由があります。

 

そのような重要な問題を考えたとき、『EDに悩む』ことなんて、意識の中でも二の次、三の次ですよね。別に、EDであっても問題ないのです。生きてるだけで、丸儲けなのですから。時間をかけて少しずつ整理して、優先順位を決めていけばいいのです。生きている限り、人はどうとでもなれるのです。

 

馬並師匠

生きてるだけで、丸儲け。さんまさんのあの言葉は、あのブッダの考え方が強く影響しているんだよ!
うーむ、深い!

さる

この章のまとめ
  • 抗うつ剤のSSRIには、勃起や射精を抑える効果がある。
  • うつ病患者の最優先事項は『うつ病の治療』であるため、それらは後回しにされる。
  • 別に、EDであっても問題ない。生きてるだけで、丸儲け。