ED治療薬が薬局やコンビニで買えない理由は?
『硝酸剤』との併用で死に至ることがあります。
例えば市販の薬は、基本的には素人判断で使用しても問題ないように、成分が弱めに設定されています。ですから、何かを併用してしまっても大きく問題にならないようになっているのです。毒にも薬にもならないのが、市販薬の実態です。
しかしこのED治療薬は、硝酸剤と併用すると死に至ってしまうので、素人判断で気軽に手を出してはいけません。したがって、医師の指導が必要なので、コンビニでは買えないのです。
馬並師匠
さる
効果が強いED治療薬
ED治療薬である、
- バイアグラ
- レビトラ
- シアリス
が薬局やコンビニで買えない、つまり市販ではない理由は、これらの服用を間違えると死に至ることがあるからですね。『硝酸剤との併用』で死亡することもありますから、とても危険なのです。
危険といっても、『素人判断』がです。それさえしなければ極めて安全で、優秀な薬なのです。それは、各専門家たちが口をそろえていることですから、詳しくはそちらの意見を見ていただいたほうが説得力があるでしょう。
また、『それだけ効果が強い』ということでもありますよね。基本的に市販の薬というのは、『毒にも薬にもならない』ような弱い成分のものが多いのです。素人判断で買うことになりますし、乱用者も出てしまいがちです。
従って、あらかじめそれを予測していて、最初から薬に含まれる成分を弱くしているのです。ですから、市販の薬よりも処方薬の方が有効である、という事実が存在しているんですね。
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
ちなみに、ED治療薬は厚労省の認可を受けているものの、保険は適応されません。『保険証を持ち出さなくていいから妻にばれなくて済む』と、にやりとした人もいるかもしれませんね。しかしその分、患者の負担は大きくなります。価格は各医療機関が定めることになっています。
バイアグラは50㎎1錠1,500円程度、レビトラは20㎎で2,000~、2,100円程度、シアリスなら20㎎で2,000~2,200円程度が相場のようです。すべて1錠辺りの金額なので決して安くはありませんが、それだけの効果は見込めると思います。
各ED治療薬の料金の相場はこのとおりですね。
バイアグラ50㎎1錠 | 1,500円程度 |
---|---|
レビトラ20㎎1以上 | 2,000~2,100円程度 |
シアリス20㎎1錠 | 2,000~2,200円程度 |
その他にも各特徴をまとめましたので、下記の記事を併せてご確認ください。
本にも『すべて1錠辺りの金額なので決して安くはありませんが、それだけの効果は見込める』とありますが、その通り、確かに1錠であっても薬の効果はとても高いのです。
馬並師匠
さる
- ED治療薬は硝酸剤(ニトロ処方)との併用をするなら死を覚悟する。
バイアグラを割ってもいいのか
また、その1錠の使い方ですが、『パンツの中の健康』にはこうあります。
Q.小さいほうが割高ですが、1つの薬を半分に割って飲んでもいいですか?
A.割ることは想定外なのであまり感心しませんが、しかたないでしょう。残りの半分が古くならないように気を付けてください。
Q.有効期限があるんですか?
A.4年とか聞いたことがありますが、4年もしまっておかんと、がんばってください。
Q.保存は冷蔵庫で?
A.常温でかまいません。奥様にないしょの方は冷蔵庫はやめたほうがいいでしょうね(笑)。
推奨はされていませんが、割って飲むこともできるようです。そうすれば半分の値段で済みますからね。実際に私も半分飲んだことがありますが、効果は十分です。いや実際には4分の1でも十分でしたよ。(若いということもあったかもしれませんが)
つまり、4分の1でも効果を十分に期待できるほどの強さを持つので、一度手に入れる方法がわかってしまえば、もう心強いですね。その際の診察に関する記事をまとめましたので、併せてご確認ください。
馬並師匠
さる
- ED治療薬は割って保存してもいい。
- 実際には4分の1でも効果を期待できる。
病院に行きたくない理由
市販と比べて病院に行くことは少しハードルが高くなる印象がありますからね。その理由としては、
- 行くのがめんどくさい
- 並んだりする時間が無駄だと思う
- 医者に相談するのが面倒
- 下の悩みを人に相談するのが億劫
- 市販のものを買うよりも料金が不透明
などなど、様々な理由があるでしょう。例えば、『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
問診だけで処方してもらえるところもある
ED治療薬の実態を知り、読者の皆さんも『飲んでみたい』と興味がわいてきたのではないでしょうか?しかし、実際に服用に至るまでには、まだまだ衝撃があることはわかっています。それは、『EDで病院に行く』ということへの抵抗感です。
(中略)自分がEDだと自覚したときに、病院に行くことを選択するだろうとう考える人は約4人に1人。残念なことに『放っておく』という回答を下回っています。そして、改めて病院に行くことへの抵抗感を尋ねてみると、半数以上が抵抗を感じていることがわかりました。
とあります。そしてその理由で圧倒的に多かったのは、
- 医者が相手でも性器を見られるのは抵抗がある
- パンツを脱いで診察されることに抵抗がある
- 看護婦に性器を見られるのに抵抗がある
ということでした。しかし実際には下記の記事に書いたように、
『ササっとわかる 男性機能の不安に答える本-ED治療の最前線』(講談社)にはこうあります。
EDの診察ではパンツを脱がされる?
泌尿器科というと、どうしても『治療や検査が恥ずかしい』というイメージがあって、診察に訪れるのに精神的なハードルがあるようです。しかし、ED診察では、患者さんにパンツを脱いでもらって触診をするといった行為は一切ありません。ED診察の基本は問診であり、話をし、必要事項を調査票に記入してもらうだけで終わります。触診や採血が必要になるのは、排尿障害や糖尿病など、ED以外の付随する病気が疑われる場合のみです。
実は、単なるEDだけでは性器を見せる必要がないんですね。下記の記事に書いたようなチェック項目を埋める問診をするだけです。
- 性病
- 排尿障害
- 糖尿病
といったED以外の問題を抱えている場合にだけ、性器を見せる必要があります。ですからそれに該当しない限りは心配する必要はありません。
- ED
- 尿路結石
- 男性不妊
- 排尿障害、前立腺肥大症
- 前立腺炎
- 慢性腎臓病
- 泌尿器のがん
- 男性更年期障害
馬並師匠
さる
- ED治療はパンツを脱いで診察されることはない。
独自のルート入手はやめよう
病院へ行くのが億劫だからという理由で、どうにかして市販のものを探したり、あるいは友人から譲り受けたりと、人は何とかして楽をしたがるものです。しかし、ことED治療薬に関してはそれはやめたほうがいいですね。死亡事故もそのようなケースで起きてしまったのです。その人がきちんとしたルートから薬を得ていたら、そのようなことはありませんでした。
また、ネットで購入することの恐ろしさも理解する必要があります。それについては以下の記事にたっぷりと書きましたが、
ここに記載するべき最新のニュースがあります。2018年3月15日の産経新聞『後絶たない偽造ED治療薬の販売、危険なのになぜニーズあるのか』にはこうあります。
参考 後絶たない偽造ED治療薬の販売、危険なのになぜニーズあるのかITmedia NEWS大阪府警は2月、偽ED薬を所持していた商標法違反の容疑で、違法DVD販売店経営の男(67)と従業員の女(52)を逮捕した。こうした偽造品は一般に、中国やインドなどのヤミ工場で生産され、粗悪な作りで健康被害を引き起こす危険性も指摘されている。にもかかわらず、ネット上では盛んに取引され、摘発が追いつかない。なぜ怪しいクスリにニーズがあるのか。
(中略)逮捕されたDVD販売店経営の男らは、顧客に配布していたカタログで「シ○リス10錠4千円」「30錠9千円」などと宣伝。わいせつDVDとセットで購入するよう呼びかけていた。(中略)府警によると、シアリスの正規品の価格は1錠1700円ほど。本物であれば破格の値段といえるが、国内ではそもそも、ED治療薬は医師の処方箋がないと入手できない。押収物の成分は鑑定中だが、ED治療に有効な医薬品の成分が含まれていた場合は、医薬品を無許可で販売した医薬品医療機器法違反の疑いがある。
現在のところ、購入者の健康被害は確認されていないというが、捜査関係者は「正規ルート以外で入手した偽造品には絶対に手を出してはいけない」と警鐘を鳴らす。ED治療薬に処方箋が必要なのは、薬の効能に個人差があるからだ。心臓や血管に持病がある場合など、個人の体質や体調によって影響は異なる。そうした見極めのために医師の診察が欠かせないのだ。
偽ED薬の中には、正規品よりも有効成分を多く含有していることを売りにしているものもあるが、成分の数値が大きければ効果が高いとは限らず、体格や体質によっては激しい副作用に見舞われる恐れもある。
1錠1,700円のシアリスがの偽造品が、30錠で9,000円で販売されていました。1錠300円の計算ですね。たしかにこの安さを見れば、思わず手を出してしまう人もいるかもしれません。
しかし、ここでも同じように素人判断での服用のリスクを説いているように、安易にそような方向に逸れないようにしましょう。逸れるならその責任は全て負う必要があります。
まあ、そう言っても逸れてしまう人は後を絶たないでしょうね。どれだけ専門家たちが警鐘を鳴らしても、このような最新ニュースが入ってきます。これは人間に欲望がある限り、未来永劫消えることがない愚かな現実ですね。
『愚かな』というのは、判断を見誤り、楽をしようとする購入者のこともそうですし、そこに付け込んでこのような偽造品を売りつける売人のこともそうです。人間に欲望があるかぎり、このような事例は尽きないでしょう。
せめて自分だけは道を間違えないという気持ちをもって、正しい判断をするようにしましょう。命を落とした後では、取り返しはつきませんからね。見るべきなのは以下の記事です。
この世から闇が消えることはない以上、せめてその闇の規模を大きくしないよう、善と光の規模に貢献することが大切ですね。
- STEP.1EDは恥ずかしい病気である(間違った思い込み)
- STEP.2病院に行くよりネットで薬を買って密かに治した方がいい(間違った思い込み②)
- STEP.3偽の薬と気づかずにネットで注文する(間違った行動)
- STEP.4待っても待っても商品が届かないあるいは偽物の粗悪品をつかまされる
- STEP.5EDの症状は以前のままあるいは違う問題が浮上するリスクがある
馬並師匠
さる
- ED治療薬をネットで購入するのはやめた方がいい。