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ED治療薬を使って子作りをしても、子供に悪影響はないのか

ED治療薬を使って子作りをしても、子供に悪影響はない?

『ない』と言えます。それは、そのほかの劇薬、つまり子供に影響があるような薬や成分と比べたときにそう言えるものです。

 

しかし、薬の影響は人それぞれ違いますので、何が起こるかは完全には断言できません。ただ、市販の風邪薬を飲んで死ぬ人が滅多にいないように、用法・用量を守って使用すれば、極めて安全な薬だと言えます。

馬並師匠

確かに薬を使ってできた子供って、なんだかその胎児に影響を与えるような印象があるね!詳しく解説するね!
師匠に任せれば大丈夫っす!

さる

ED治療薬ってどんな薬?

下記の記事に書いたように、ED治療薬というのはただ、cGMPの働きを阻害する『PDE5』という酵素の働きを阻害するだけです。勃起の仕組みを見てみましょう。

 

  • STEP.1
    エッチな刺激
     
  • STEP.2
    副交感神経興奮
     
  • STEP.3
    NO(一酸化窒素)放出
     
  • STEP.4
    ※cGMP増加
     
  • STEP.5
    陰茎海綿体平滑筋弛緩
     
  • STEP.6
    勃起
     

 

という流れが勃起の仕組みなのです。その※の部分であるcGMPとう物質の動きが阻害されると、勃起の条件が整いません。

 

 

『ササっとわかる 男性機能の不安に答える本-ED治療の最前線』(講談社)にはこうあります。

ED治療薬の正式名称は『PDE5阻害薬』

 

ED治療薬は、正式には『PDE5阻害薬』といいます。『PDE5』というのは、サイクリックGMPを分解する酵素の名称です。一酸化窒素(NO)が血管に作用して産生される物質がサイクリックGMPで、この物質に血管を拡張する働きがあることは第2章で説明しました。PDE5がこのサイクリックGMPを分解してしまうと、血管の拡張が十分になされず、勃起しにくくなるわけです。そこで、PDE5の働きを阻害し、サイクリックGMPがよりよく働くようにすることで、勃起の働きを正常化するわけです。

 

また、ED治療薬にはPDE5の働きを阻害するだけではなく、NOそのものを増やす働きがあることも第2章で述べました。

 

つまり、『阻害の阻害』ですね。PDE5君が、cGMPさんの邪魔をしようとするのを、ED治療薬先生が阻止するんですね。

 

ED

 

更にそれだけじゃなく、NOそのものを増やしてもくれます。ということは、

 

  • STEP.1
    エッチな刺激
     
  • STEP.2
    副交感神経興奮
     
  • STEP.3
    ※NO(一酸化窒素)放出
     
  • STEP.4
    cGMP増加
     
  • STEP.5
    陰茎海綿体平滑筋弛緩
     
  • STEP.6
    動脈血大量流入
     
  • STEP.7
    勃起
     

 

この※の部分にも影響を与えるので、ED治療薬が勃起に与える影響はとても大きいと言うことですね。更に、下記の記事に書いたように、ED治療薬というのは『精力剤』でも『媚薬』でもありません。

 

 

精力剤
血流促進、滋養強壮、疲労回復などを目的としたもの。正式な医薬品から一般食品まで、幅広いカテゴリーを含む。
媚薬
性欲を昂進させる『催淫剤』、もしくは恋心を誘発する『惚れ薬』などを含む。実際に薬効が確認されているものはほとんどなく、小説や映画などのフィクションの中に架空の薬としてしばしば登場する。

 

それについては、『『EDは治療で治る病気』(医学芸術社)にもこうありますが、

バイアグラ錠は催淫剤や性欲増進剤ではありません。

 

決してそのような類の薬ではなく、ただ『PDE5を阻害し、NOの出も良くしてくれる薬』なので、間違えないようにしましょう。

 

ですから、『ペニスのサイズを増大できる』という都市伝説も嘘ということになりますね。ED治療薬でペニスのサイズが増大できるのは一時的なもので、しかもそれはあくまでも『勃起』という意味でです。

 

ED

 

 

馬並師匠

ED治療薬の正式名称は『PDE5阻害薬』だから、まずは催淫剤等の類ではないっていうことを知ろう!
ふむ!

さる

この章のまとめ
  • ED治療薬は、『PDE5』という酵素の働きを阻害するだけの薬。

乱用するならどんな薬も劇薬となる

まとめてみましょう。ED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)は、

 

  • PDE5を阻害し、NOの出も良くしてくれる薬
  • 催淫剤や精力増強剤ではない
  • ペニスのサイズは増大できない
  • ただし勃起させる力は強力

 

ということになります。従って、ED治療薬を服用したところで『暴走』してしまうこともありませんし、我を失って法律を犯してしまうということもありません。

 

 

そして、麻薬ではないので中毒症状を起こし、依存してしまうこともありません。

 

 

あるならもうほとんど『麻薬』ですからね。ED治療薬は市販では買えず、医師の処方が必要になりますが、『簡単に手に入れられない薬』は、=麻薬ではありませんので、お間違えの無いようにしてください。

 

 

普通に考えて、医師が麻薬を処方することはありませんからね。確かに、睡眠薬や抗うつ剤など、医師が処方する薬にも『麻薬ギリギリ』のような効果の薬もありますが、結局のところ薬というのは、使う人によっては『毒にも薬にもなる』ものです。

 

 

それは、依存症の記事にも書いた『薬の乱用』がそうですね。普通に風邪薬や咳止め薬として市販しているものを、使用者が大量摂取し、乱用してしまうと、それは薬物乱用となり、使用者に害を与えます。

 

馬並師匠

例えば風邪薬だって、100個いっぺんに飲んだら大変だからね!用法容量をきちんと守ることは、何よりも大事だから!
たしかに!

さる

この章のまとめ
  • 乱用するならどんな薬も劇薬となる。

用法容量を守って使用することを厳守しよう

その記事にも書きましたが、先ほどの『EDは治療で治る病気』(医学芸術社)にはこうあります。

バイアグラ錠は、一日一回まで。24時間以上あけて服用

 

バイアグラ錠は、性的刺激に反応して起こる勃起機能をサポートします。バイアグラ錠には25㎎、50㎎の2種類の錠剤があり、1回に服用できる量は医師に指示された25㎎または50㎎までです。それ以上飲んではいけません。医師の処方に従って飲んでください。薬の効き方に個人差があり、効果を得られなかった場合、医師または薬剤師にご相談ください。

 

バイアグラ錠は催淫剤や性欲増進剤ではありません。決して自分で量を増やしてはいけません。処方された量以上を服用しても効果の増大は望めず、かえって新たな副作用が出現したり、その程度が強くなることがあります。また、一日一回までの服用回数を守ってください。次に飲む時は、必ず24時間以上あけてください。

 

ED治療薬も他の薬と同じように、用法容量を守って使用することを厳守するべきです。そうしなければ副作用が出る可能性があるということですね。それは、どんな薬でも同じことです。

 

例えば私はたまに頭痛薬を飲むのですが、この頭痛薬は飲みすぎてしまうと、次の日に逆に頭が痛くなります。経験上、一回分くらいなら問題ないのです。例えば『EVE』なら2錠ですね。

 

 

しかし、4錠を、しかも間隔をあけないで飲んでしまうと、往々にしてそのような症状が起きます。あるいは、6錠ともなると、今度は吹き出物が出来ることもあります。吹き出物(ニキビ)は、解毒・排泄されなかった有害物質が『ニキビという形で外に排出された』場合が多いので、もしかしたら体が自己防衛をしたのかもしれません。

 

 

その時の体調や、体質によって結果は違うのですが、やはり薬というものは用法容量を守らないと様々な副作用があるということは間違いありませんね。しかし逆に言えば、薬というものは用法容量をきちんと守って使えば、きちんとそこでうたわれている効果を得られるのです。

 

ED治療薬は、『酵素の働きを阻害し、NOの出を良くする薬』ですから、用法容量を守って使用すれば、ただただ血管に有効な、優秀な薬です。アンチエイジングにもなるという専門家の意見すらあります。

 

 

ですから、

 

  • 精子に影響を与える
  • 奇形児が生まれる

 

等ということもありませんし、そのような報告もいままでありませんので、安心だと言えるでしょう。

 

馬並師匠

用法容量を守れば子供に影響は与えないよ!なんでそう言うかっていうと、100個飲んだ人が妊娠した人の例、っていうのがないからなんだ!
なるへそ!

さる

この章のまとめ
  • 薬というものは用法容量を守らないと様々な副作用がある。
  • ED治療薬は精子や胎児に影響を与えることはない。

長期服用のデメリットとは

下記の記事に書いたように、それぞれのED治療薬が認可された年は以下の通りです。

 

 

認可された年
バイアグラ 1999年
レビトラ 2004年
シアリス 2007年

 

一番新しいシアリスでさえ、もう10年が経っています。バイアグラなどは20年ですね。これが何を意味するかということは何となくお分かりでしょう。薬や食品というのは、いくら審査に厳しいと言われるFDA(アメリカ食品医薬局)であっても、10年という長期間の単位で、その商品を検証しません。

 

 

ですから、それらの商品で最も懸念されることは、『長期服用のデメリット』なのです。数か月服用して問題なくても、10年服用し続けると問題が生じるなら、その商品を使いたくありませんよね。

 

しかし、これらED治療薬はすでに販売されてからこれだけの時間が過ぎているにも関わらず、専門家たちから『長期服用のデメリット』の意見は一部をのぞいて出ていません。もちろん、胎児に影響を与える報告もないのです。従って、ED治療薬を服用して妊娠することになっても、子供に影響を与えることはないのです。

 

もちろん、『そのような報告がこの20年間で存在しない』ということですから、100%、絶対にあり得ないということは断言できません。それは、普通の妊娠においてもそうですよね。私の恩師の一人は、『足の指が6本として生まれた』と報告してくれました。皆でそのことについて、真剣に考えたことを覚えています。

 

健康な夫婦の子供が、必ずしも健康体で生まれるとは限りません。また、私の周りには、

 

  • 統合失調症を患った人
  • 吃音症を患った人
  • 離婚した人
  • 結婚を諦めた人
  • うつ病で早死にした人
  • 犯罪を犯して逮捕された人
  • 幼少期に事故で亡くなった人
  • 偏った宗教を頑なに守る人

 

等、様々な人がいます。たとえ奇形児として生まれなくても、人は必ずしも、順風満帆な人生を送れるとは限りません。人が健康で、幸せに生きていける保証は、100%でも、絶対でもないんですね。今回のテーマに関する答えも、そのような確率だと言えるかもしれません。

 

また、先ほどの『一部をのぞいて』ということですが、それは『酵素』の問題です。詳細は下記の記事に書きましたので、併せてご確認ください。

 

 

人間の体は、ただでさえ口にしたものを体内で代謝するのに、

 

  • ビタミン
  • ミネラル
  • 酵素

 

という大切な物質を使います。それが、有害物質であれば尚のこと大量にそれらを消費します。アルコールであるとか、薬であるとか、そのようなものをあまり摂取しない方が体にはいいのです。とにくこの酵素というのは、人が一生で使える量が決まっているのです。そこに記載した本の著者は、

 

バイアグラの長期服用は酵素の浪費である。

 

と主張し、長期服用することに対して警鐘を鳴らしています。しかしそれは別に、ED治療薬に限ったことではありませんからね。どんな有害物質でも大量摂取すれば体に問題が生じます。風邪薬でも、頭痛薬でも、すべて同じことが言えます。

 

ED

 

馬並師匠

酵素は目に見えないからね!目に見えない部分で酵素の消費という事態が起こるわけだ!ただ、それは他の薬でも同じことだからね!
たしかに!

さる

この章のまとめ
  • 長期間服用しても副作用の報告はない。
  • ただ、長期服用すると酵素をたくさん消費することになる。

シビル・アクション

ジョン・トラボルタ主演の映画『シビル・アクション』では、工場から垂れ流される有害物質のせいで、水道水が汚染され、その水を飲み、その水で調理された食事を食べた近くに住む子供たちが亡くなったり、白血病にかかってしまった『実際の事件』について、見ることができます。

 


 

白血病というのは、『ガン化された細胞が増殖してしまう病気』のことです。それも、少しだけの服用なら問題ないのかもしれませんが、長期的に、しかも知らないところで服用し続けて、そのような事件へと発展してしまったのです。

 

 

もちろん、ED治療薬はここで挙げたような工場からの有害物質とは比べ物にならない『有害物質』で、飲み続けても白血病になることはありません。しかし、どんな薬や食品でも、『長期服用』のリスクは一番懸念されるところです。

 

しかし逆に言うと、これらED治療薬は販売されてから10年、20年経つというのに、いまだに子供の問題に対して報告がないというのは、素晴らしいと言えるかもしれませんね。

 

では最後に、類似テーマの参考文献を引用して終わります。『シマウマの縞 蝶の模様 エボデボ革命が解き明かす生物デザインの起源』にはこうあります。

ヒツジの単眼症が頻発した原因は、母ヒツジがアメリカバイケイソウを食べたせいであることが、最終的に判明した。妊娠中(妊娠14日前後)にこの植物を食べることが、決定的な原因だったのだ。この植物はシクロパミンという化学物質を含んでおり、これが発生中の胚に対してテラトゲン(『催奇形物質』という意味で、テラの語源はギリシア語で怪物を意味するテラス)として作用するのだ。

 

シクロパミンはたくさん知られている催奇形物質の一つにすぎない。胚の発生に対して有害な作用を及ぼす化学物質はたくさんある。もっとも有名なのが、もともとは妊娠中の吐き気を抑えるために開発された薬サリドマイドだろう。妊婦がサリドマイドを服用したせいで、1950年後半から1960年代前半にかけて、奇形を負った何千人もの子供が生まれた。

 

胎児に与える有害物質はいろいろありますが、ED治療薬はそのうちの一つではない可能性が、極めて高いと言えるでしょう。

 

馬並師匠

ED治療薬はそういう類の薬ではないから大丈夫だよ!もちろん用法容量をきちんと守ろう!
うーむ、なるほど!

さる

この章のまとめ
  • 胎児に与える有害物質はいろいろあるが、ED治療薬はそのうちの一つではないと言える。