ED対策としてテストステロンの分泌を増やす方法とは?
まずは食事に気を付ける必要があります。
- 人参
- ヤマイモ
- 玉ねぎ
- ニンニク
にはテストステロンを増加させる作用が期待できると考えられていますが、
- 大豆
を摂ると逆に女性ホルモンのエストロゲンが優位になる可能性があり、テストステロンが劣位になる可能性があります。運動をしてもテストステロンが増えるというデータがあります。また、『グローミン』という市販の薬や、あるいは注射によってテストステロンの量を増やす手段もあります。
馬並師匠
さる
男性が背負っている宿命
下記の記事に書いたように、
男性には男性ホルモンがあり、女性には女性ホルモンがあります。代表的なものは、
- 男性ホルモン=テストステロン
- 女性ホルモン=エストロゲン
ですね。その男性ホルモンであるテストステロンのはたらきとして挙げられるのは、
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
ということ。つまり、男性は、男性である時点ですでに性欲を高める『装置』を、初期設定として装備しているのです。ですから、男性は女性よりも性欲が高く、浮気に走りがちであるということも頷けてしまいます。倫理的には問題があっても、生物学的には仕方ないんですね。
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
それは、女性が男性になってみたらわかることです。以前AV女優が『男性役』をやって女性と性行為をしている動画を見ましたが、男性役をやっていた女性の息は切れ、
男性の気持ちが分かった…疲れて動けなくなる
と言っていました。男性は女性をリードして動くことが多く、その動きは結構疲れるんです。ですから、男性が性行為の後に後戯もしないで眠ってしまうことに不満を覚える女性もいるかもしれませんが、男性は男性で、悪気はなく眠ってしまったり、性衝動に衝き動かされるのです。浮気に関しては言い訳はできませんけどね。
しかし下記の記事にも書きましたが、
『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)』にはこうあります。
女性は男性と違って、そもそも自発的な性反応がありません。排卵期などを除き何もないのに突然『したいなあ』となることは少なく、ボディタッチや言葉など、男性からの『したい』というアピールに刺激され、性的興奮が高まるんです。そうしてセックスをすると、精神的満足を得て、よりパートナーとの親密度が増すという流れができ、それを繰り返すことで性的欲求が維持されるようになるんです。
女性が書いたこの本を参考にすると、
- 男性は常に自発的な性欲がある
- 女性は排卵期などを除いて性衝動に衝き動かされることはあまりない
ということになります。そこに載せたAV女優の方のyoutubeにもありますが、やはりテストステロンの量が多い男性は、性欲が女性よりも強いのは仕方ないかもしれません。
馬並師匠
さる
- 男性は、男性である時点ですでに性欲を高める『装置』を、初期設定として装備している。
- 女性は排卵期などを除いて性衝動に衝き動かされることはあまりない。
テストステロンと男性の関係性とは
しかも、『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』にはこうあります。
なぜ男は攻撃的なのか
テストステロンは、成功、達成、競争のホルモンなので、へたをすると男や動物の雄は危険な存在になる。信号でクラクションを鳴らす運転手の92%は男である。ちなみに強盗犯の96%、殺人犯の88%も男だ。性的倒錯者となるとほぼ男の独壇場だし、数少ない女の倒錯者も、調べると男性ホルモンが高いレベルにあることがわかった。
テストステロンは性欲だけでなく、荒々しい性格をもたらしてしまうんですね。もしかしたら、このテストステロンの持つ、
- 強い性衝動
- 無茶な荒々しさ
という特性が、世の男性をこうも浮気に走らせ、あるいはDVやマフィア、暴力団、不良グループなどの喧嘩集団を作らせてしまうのかもしれません。
女性の場合ですが、女性の血中のテストステロン濃度は男性の20分の1から10分の1と言われていますので、これが減少してもあまり変化はありません。女性の場合は先ほど説明した、女性ホルモンである『エストロゲン』が減少する方が問題ですね。
上記の記事にあるように、女性の場合はエストロゲンと似た動きをする大豆イソフラボンなどを摂取することで、様々な問題を未然に防ぐことができます。
しかしこの大豆イソフラボンは、下記の記事に書いたように、男性が摂取すると問題が発生します。もちろん多少なら問題はありませんが、女性ホルモンのエストロゲンと似た動きをするわけですから、男性にとっては女性ホルモンが優位になり、男性ホルモン(テストステロン)が劣位になりがちな大豆イソフラボンの摂取は、あまりよくありません。
女性乳房化といった現象や、テストステロンの減少などに繋がり、EDとなる可能性もありますので、大豆イソフラボンの過剰摂取には気を付ける必要があります。ですから、下記の記事に書いたように、『ベジタリアン』は注意が必要です。
ベジタリアンになるとたんぱく質をどうしても大豆から摂取することが多くなります。これによって大豆イソフラボンの過剰摂取に繋がり、そのような懸念が考えられるということですね。
馬並師匠
さる
- テストステロンは性欲だけでなく、荒々しい性格をもたらしてしまう。
- 大豆イソフラボンの過剰摂取は女性乳房化といった現象や、テストステロンの減少などに繋がり、EDとなる可能性もある。
高齢になるとテストステロンは減少する
さて、そんなテストステロンですが、高齢になると低下していく傾向があります。下記の記事に書いたように、
『オトコの病気 新常識』にはこうあります。
男にも更年期障害がある!
(省略)実は、これらの症状は男性ホルモンが減少する更年期に差し掛かったあたりで起きることが多い。これまで『更年期障害』といえば女性特有の病気と考えられてきたが男性にも更年期障害がある、というわけだ。この症状は更年期以降も続くため、最近では『加齢男性性腺機能低下症候群』(LOH症候群)『男性ホルモン低下症候群』などとも呼ばれている。
生活上のストレスによって症状がより強く出ることが多く、ストレス社会と呼ばれる最近の社会情勢の中で、世間の注目を集め始めている。
この男性の更年期障害は言い方が色々あります。
- 男性更年期障害
- 加齢男性性腺機能低下症候群
- LOH症候群
ですね。これによって男性は男性ホルモンのテストステロンが減少し、次のような症状が起こります。
- 1.疲労感、睡眠障害、肩凝り、頭痛、寝汗、顔のほてり、動悸などの『身体症状(自律神経失調症)』
- 2.寝起きが悪い、気力がない、仕事に身が入らないなどの『精神神経症状』
- 3.早期勃起の消失、性欲減退、EDなどの『性機能低下』
これが男性の更年期障害『加齢男性性腺機能低下症候群』(LOH症候群)なんですね。加齢によって男性更年期障害となると、男性ホルモンが低下します。するとNOの供給に問題が出て、勃起しにくくなります。勃起の仕組みを見てみましょう。
- STEP.1エッチな刺激
- STEP.2副交感神経興奮
- STEP.3NO(一酸化窒素)放出
- STEP.4cGMP増加
- STEP.5陰茎海綿体平滑筋弛緩
- STEP.6勃起
という流れが勃起の仕組みなのです。太字の部分にNOの放出とあるように、この条件を満たさないと十分な勃起ができませんから、こうした事実が加齢によるEDの原因の一つとなっているのです。
『男性機能の「真実」』にはこうあります。
LOH症候群を克服しよう
LOH症候群は男性ホルモン(テストステロン)が少なくなることによって起きます。骨粗鬆症、筋力低下、記憶力の低下、貧血、メタボリック症候群、高血圧、糖尿病、下部尿路症状、うつ症状、そして性欲低下、勃起障害などが起きてきます。
中高年男性にとって恐るべき疾患です。男性は年を取るにつれ、テストステロンが低下してきます。少しずつ低下するため、症状が突然現れるということがないので気づきにくいのです。
しかし、このような症状が表れ始めたら泌尿器科を受診してテストステロンのレベルを測ってもらってください。テストステロンが低下している場合は、それを補充する治療を受けると、若々しい自分を取り戻すことができます。日本における男性医学研究の先駆者である熊本悦明札幌医大学名誉教授が語っています。男性ホルモンは自動車のオイルそのものだと。オイルがなければエンジンはすぐに錆びついてしまう。テストステロンがなければ体はどんどん悪くなっていくということです。
そういうことなんですね。
馬並師匠
さる
- 高齢になるとテストステロンは減少する。
テストステロンが減少した場合どうしたらいいか
では、LOH症候群になり、テストステロンが低下してしまい、性欲低下、あるいはEDとなった場合はどうすればいいでしょうか。
『男性機能の「真実」』にはこうあります。
男性ホルモン軟膏
グローミンという名で一般医薬品として市販されています。第一類医薬品といって使用上の安全性について薬剤師からの情報提供が義務付けられていますが、薬局やドラッグストアで手に入ります。毎日適量を皮膚に塗ります。脇の下や髭剃り後の顎の下、あるいは陰嚢などに塗ると効果が高いと言われています。軽度のテストステロンの低下した患者さん、軽いLOH症候群の症状の方に適応となります。
グローミンという男性ホルモン軟膏を塗ると、テストステロンが復活すると言うんですね。また本では、『男性ホルモン注射』も紹介しています。これは病院での診察と通院が必要ですが、月に1、2回程度の注射をして、テストステロン値を引き上げるものですね。どちらにせよこのような医療的な治療を施す場合は、一度泌尿器科で専門医に直接指示を仰いだ方が確実でしょう。
その他にも、
- 運動
- 食事
などでテストステロンの量を増やせると専門書にはあります。運動は、軽い運動を推奨しているようですね。激しい運動がダメということは書いていませんが、『軽い運動もテストステロンを増やすといわれています』と記載されています。(118P)
また食事ですが、
- 人参
- ヤマイモ
- 玉ねぎ
- ニンニク
にテストステロンを増加させる作用が期待できると言います。これらの食材はそれだけで精力増強に有効なので、記事を用意しています。
また、
- ガーリックとエクストラバージンオリーブオイルを使った高たんぱくな食事
をラットに与えると、テストステロンが増えたという報告があるようです。いわば『地中海料理』の典型ですので、そのような食事も効果的かもしれませんね。
また、この地中海料理で言うなら、『薄毛の食卓 5か月で64.5%の人が発毛した食事法』にはこうあります。
地中海料理は育毛料理だった
バージンオリーブオイルは、いわゆる地中海料理で使われる特徴的な食材のひとつです。バージンオリーブオイルを多く摂取する南イタリア地方の人たちは、認知症にかかるリスクが低いことが報告されています。(中略)バージンオリーブオイルは、IGF-1を増やすので、育毛にも効果的でしょう。
バージンオリーブオイルを使った地中海料理は、
- 認知症リスクの軽減
- 育毛効果
も期待できるんですね。様々な方向からテストステロンの増加を図ってみましょう。
馬並師匠
さる
- テストステロンが減少した場合グローミンという男性ホルモン軟膏を塗ると、テストステロンが復活する。
- 男性ホルモン注射を打つ手もある。
- どちらにせよこのような医療的な治療を施す場合は、一度泌尿器科で専門医に直接指示を仰いだ方が確実。
- テストステロンを増やす食事を確認する。
- 軽い運動はテストステロンを増やす。