勃起持続力低下の原因は何?
そもそも勃起というものは持続するべきものではありません。
異常状態だからです。ことセックスに関する『早漏』、あるいは『中折れ』的なことを言っているのであれば、それは考え方次第で何とかなります。別に、その現象があってもカップル二人が問題視しなければ問題にはならないことがヒントです。
馬並師匠
さる
女性が男性に求めるのは『サイズ』よりも『硬さと持続力』だ
勃起持続力が低下してしまうことは、あまり良い傾向ではありません。女性が男性に求めるのは、ペニスの『サイズ』よりも『硬さ』と『持続力』だからです。
- ED治療薬
- 食事
- 運動
等の最適化で、その強化を図ってみてください。
もちろんサイズのことを気にする人もいますが、それよりも硬さや持続力を求める人の数の方が多いということなんですね。このあたりの問題は男女を逆にしても同じことが言えます。『巨乳』の女性が好きという人は、どこまでいるでしょうか。ほとんどの人が、
おぉっ、巨乳だ!
とは思いますが、その人とセックスをし、あるいは結婚をしたいという人がどれだけいるかはわかりません。その人が若いうちはいいですが、年老いたら『巨乳ババア』ですからね。言葉は悪いのですが、巨乳だからといって何もかも許されるわけではありません。
性格が悪い人もいますからね。巨乳であればそれでいいと勘違いしている人もいます。実際には、その巨乳の彼女や妻とプールや海に行くことは、あまり乗り気はしないのではないでしょうか。他人からジロジロ見られますからね。
したがって、確かに巨乳の女性というのは人目を引きますが、しかし、だからといって世の男性のすべてが『巨乳ファン』ということではありません。私などもそうですし、ほとんどの人は『ちょうどいいサイズ』を期待していることでしょう。
それに、胸が小さくても他が輝いていればそれでいい場合も圧倒的に多いのです。顔が良かったり、スタイルが良かったり、能力があったり、生き方が格好良かったり、可愛かったりすると、それで総合点が上がり、満足してしまいます。
それに、相手に100点を求めると、それがそのまま自分に返ってきますからね。自分にも落ち度やコンプレックスはたくさんあるわけですから、総合点がある程度あれば、それで満足するものです。
私などは逆に『胸が大きいというだけの理由で偉そうにしている女性』が、馬鹿に見えますからね。それは女性も同じように思っていることです。サイズが大きいからと言って偉そうにしている男は、馬鹿に見えるのです。
馬並師匠
さる
- 女性が男性に求めるのは、ペニスの『サイズ』よりも『硬さ』と『持続力』。
- サイズが大きいからと言って偉そうにしている男は、馬鹿。
男女が求める異性の理想
『女医から学ぶあなたの魅力が10倍増すセックス』にはこうあります。
下半身のコンプレックス2 『短い、小さい』
(省略)私の経験でも、かなりサイズの大きいペニスでもちっとも気持ちよくならなかったこともありますし、短いペニスでも十分に快感を得られたこともあります。女性器でも、膣の形や大きさはさまざま。Gスポットの位置も、女性が100人いれば100通りあります。だから、人よりも短い・小さなペニスだったとしても、体位を工夫したり、挿入角度を調整することで、相手の女性が快感を得られる場所にペニスを当てることができるのです。
(中略)『俺のチンコはでかいから』と奢り高ぶって、女性を快感に導くという大切なステップを忘れてしまう男性は、女性から嫌われてしまうでしょう。ペニスの大きさがすべてなのではなく、自分だけではなく、女性を気持ちよくするためにはどうしたらいいのかを考えることができる男性こそ、魅力的なのだと思います。
世の中には色々な人間がいますからね。
- 背の高い人
- 背の低い人
- 同性愛者
- 建物と結婚する人
人によって考え方は全く違うし、性癖も違います。セックスに対する考え方も異なり、女性で言えば膣の形も違うのです。ただ、もちろんオーソドックスで王道的な『理想の男性像』は、
- 背が高い
- 優しい
- かっこいい
- 金持ち
- 声がいい
- サイズが大きい
- 引っ張ってくれる
- 浮気しない
というポテンシャルを備え持った人でしょうね。それは男性でも同じです。男性が持つ『理想の女性像』は、
- スタイルがいい
- 胸が大きい
- お尻が小さい(大きい)
- 笑顔が可愛い
- 一途である
- 家庭的である(料理がうまい、家事ができる、子育てができる)
- 嘘をつかない
というところでしょう。男性は女性に『金持ちである』ことを求めていないのが特徴ですね。その逆で、女性は男性に経済的な一面を求めます。それははるか昔、原始時代の頃からそうだったのでしょうね。
『マズローの5段階欲求』を考えてもそうです。
参考 マズローの欲求5段階説モチベーション向上の法則
人はまず最初に、食事や睡眠、排泄等の生理的欲求を何よりも優先させて求めます。それをしなければ生きることができませんからね。そしてその後にすぐくる欲求が、『安全欲求』です。自分と、母親であれば自分の子供の身の保全ですね。これを確実なものにしたい。
原始時代は、男は狩りにでて、女は家を守りました。女性は、なるべく狩猟能力のある男性と一緒にならないと、自分や自分の子供が生きていくことができなかったのです。
このような背景から、男と女はそれぞれに求める条件というものが定められていきました。したがって、男性は『家庭的な女性』を、女性は『経済的な男性』を求めるようになり、現在のようなそれぞれの理想像が構築されているわけですね。
馬並師匠
さる
- 男性が『家庭的な女性』を、女性が『経済的な男性』を求めるようになったのは理由がある。
勃起持続力は必要不可欠な要素
さて、勃起持続力の話に戻りましょう。であるからして、女性は男性に、ペニスのサイズも求めてはいませんが、しかしそれよりも求めているのは『硬さ』と『持続力』なのです。つまり、男性が女性に『巨乳』よりも、『ちょうどいいサイズ』と『家庭的な優しさ』を優先して求めているように、女性も男性に、サイズよりも求めているものがあるのです。
先ほどの参考文献に、『俺のチンコはでかいからと奢り高ぶって、女性を快感に導くという大切なステップを忘れてしまう男性は、女性から嫌われてしまう』とあったように、サイズがでかくても、性格が悪く、愛がない人の魅力はとても低いのです。
性格がよく、愛があれば、『硬さと持続力』は発揮できると女性は考えています。例えば男性も、女性が『濡れる』と、自分を好きでいてくれる、愛してくれている、あるいはテクニックがあると思ってくれている、などと思いますよね。女性も男性に『硬さと持続力』があると確認できると、同じように思うのです。
ですから、男性が『硬さと持続力』を持っていないことは、あまり良い傾向ではないのです。サイズのことを言われているわけではないので、これはもう男性側に責任がありますよね。もしサイズなら、ある種の差別とも捉えられるわけですから、女性側にも責任がありますが、サイズや身長など、どうすることもできない部分に意見を言っているのではなく、『努力次第でなんとかなる』問題について言及しているわけですから、これはもう男性側が努力するしかありませんね。
EDの原因の割合は、
- 心因性=52%
- 器質性=48%
ですが、そのうち心因性EDが最も多いのは30代です。
EDになる年齢というのは、
- 1位:30代
- 2位:20代と40代
- 4位:50代
- 5位:60代
- 6位:70代
- 7位:10代
- 8位:80代
出典:『EDは治療で治る病気』(医学芸術社)
です。まあ実際には70代と80代は対象人数の絶対数が少ない、というだけの事実もありますが、それでも上位を占めるのが20~40代という所を見ると、EDと年齢はさほど関係がないということがわかります。
その器質性と心因性の主な原因は以下の通りです。
器質性EDの主な原因
- 1:高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化
- 2:脊髄損傷、多発性硬化症、前立腺や結腸など骨盤内の外科手術
- 3:腎疾患、肝疾患、ホルモンの病気
- 4:副作用としてEDを引き起こす薬物
- 5:喫煙、過度のアルコール摂取
- 6:自転車
心因性EDの主な原因
- 1:予期不安
- 2:不安発作
- 3:軽症うつ病
- 4:不妊治療
- 5:ターン・オフ
- 6:夫婦関係のストレス
例えば、脊髄損傷などの怪我や病気で、器質性のEDになることや、加齢による男性ホルモンの低下でEDになることは仕方ないことですよね。
しかし、それ以外の理由は、心因性EDも含め、よく見ると『愛があれば解決する』ことばかりなんですよね。
馬並師匠
さる
- 勃起持続力は必要不可欠な要素。
- 脊髄損傷などの怪我や病気で、器質性のEDになることや、加齢による男性ホルモンの低下でEDになることは仕方ない。
- しかし、それ以外の理由でのEDは『愛があれば解決する』。
愛があれば解決する
糖尿病や高血圧等、生活習慣病は往々にして、
- 食事
- 運動
- ストレス
といった3大要素の最適化によって予防できることです。しかし、これを最適化するときに生じるのは、『面倒くささ』ですよね。美味しいものを食べたいし、運動は疲れる。ストレス解消の方法も、考え方を突き詰めなければなかなかマスターできません。仕事でどうしてもストレスを負ってしまうという言い訳を持っている人は、
賢い者は時間を作り、愚かな者は言い訳を作る。
という言葉の意味を理解していない人です。
吉田茂はこう言い、
世界三大投資家の一人、ジム・ロジャーズはこう言いました。
しかし、このようなグチっぽく、悲観的で、勇気がなく、臆病な生き方は、それなりの信念と、人生に対する強い主体性がなければ打破することはできません。ストレスというものは人生を生きていると必ず負うものですが、どこか達観していなければ対処は難しいのです。
例えば逆境に陥ります。普通の人は、そこで悲観的になり、絶体絶命だと思って絶望し、目の前が真っ暗になります。心はストレスで毒され、そのまま精神的に参ってしまって衰弱死してしまう人もいます。
しかし、達観している人は以下のような事実を直視します。
そうすることで、その逆境がむしろ『チャンス』だと思うことができるようになり、ストレスに対処することができるのです。これには、強い主体性と生きるエネルギーが必要になります。しかしこれを考えたとき女性は、
私のことを愛しているなら、それくらいのエネルギーを燃やすことだってできるんじゃないの?
と考えます。実際にここまで具体的に考えている人がどれだけいるかはさておき、しかし実際にはそれくらいの『奇跡』を信じてロマンチックに生きているのが女性という生き物です。
そう考えると、女性は男性に『硬さと持続力』を求めているというより、もっともっと本能的な部分で、『自分とともにこの一生を尊いものにする努力をしてくれる、最愛のパートナー』を求めているのかもしれません。
生活習慣病や、あるいは心の整理ができずに心因性のEDになる人には、そうするだけの『強いエネルギー』を感じることができず、魅力を覚えないのかもしれませんね。
『ED 検査・診断・バイアグラによる治療の実際』(保険同人社)にはこうあります。
実際にはある程度の年齢になると、女性はもう勃起や挿入はどうでもよくて、手を繋いで寝たり、抱き合ったりするだけで満足、ということもあるようです。そうした場合には、勃起だけを重要視する必要はないと思います。
このような女性の一面を考えると、
- 高齢になるともう勃起は求めない
- 元々それよりも大事なものがある
という事実が浮き彫りになります。つまり最初から女性は、無理な要求をしているわけではないのです。病人や高齢者に、絶倫であることを求めません。しかし、若くて健康なうちなら、努力と愛でそれができるはずだと考えるのです。それができないなら愛はない。そう考えるのは、当然かもしれませんね。
EDが離婚の原因となった事実も存在します。女性のことを本当に愛しているなら、硬さと持続力を取り戻すために、努力できるのではないでしょうか。
馬並師匠
さる
- 生活習慣病や心の整理ができずに心因性のEDになる人には、『強いエネルギー・愛』を感じることができず、魅力を覚えない。