EDとダイエットの関係は?
ダイエットをすることで、生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防と改善になりますので、基本的には極めて有益であると考えられます。
EDの予防と改善にも大きく貢献しますし、それ以外の恩恵が計り知れません。
しかし、無理なダイエットをすると『ベジタリアン』気味になり、野菜中心の生活を送りがちです。すると、テストステロンの元であるコレステロールの摂取ができなくなり、性欲が減少する可能性があります。
また、そうなると更にたんぱく源を『大豆』から摂ることが多くなります。しかし、大豆イソフラボンにはエストロゲンに似た働きがあるので、男性の場合ホルモンのバランスが崩れてしまい、精力が減少する可能性が考えられます。
馬並師匠
さる
目次
ダイエットをするとEDになる?
ダイエットをするとEDになることがあります。しかしそれはダイエットの方法によっても変わってきますので、一概には言えません。例えば、『絶食』のようなことをすると、それは当然体内にエネルギーがなくなりますので、EDも含めて元気がなくなってきて、死ぬ寸前までいってしまいます。
やはり、3日以上何も食べないのは危険ですからね。『奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! (ビタミン文庫)』にはこうあります。
本断食
本断食とは、3日以上にわたって行う断食療法のことです。これは家庭では行えないし、絶対に実行してはなりません。断食異動を実施している施設に泊まり込み、専門家のもとに行うべきものです。
実際には、半日だけ断食する『半日断食』よりも、こうした本断食の方が健康的な効果を得られやすいのですが、しかし素人が容易にできることではないので危険です。ということは、『食べなければ食べないほど危険』だということですよね。そうなるともちろん、精力も体力も減少していきますから、精力増強や絶倫とは程遠い状態が出来上がってしまいます。
馬並師匠
さる
- 半日だけ断食する『半日断食』よりも、本断食の方が健康的な効果を得られやすいが、素人判断は危険。
メリットもとてつもなく大きい
ただ、下記の記事に書いたように、ダイエットをするということは次のようなメリットを得ることができます。
- 肥満体質(メタボリック症候群)の解消
- 運動不足の解消
ということは、それぞれで問題になる、
- 生活習慣病のリスク
- ストレス
- 自律神経の乱れ
- 血行不良
等の要素を最適化することができるので、正しいやり方を行えばEDの予防・改善に効果があると言えます。また、ダイエットの中でトレーニング等があれば、それがまた血流を良くして勃起を促します。下半身のトレーニングなどがあれば尚のことですね。
馬並師匠
さる
- ダイエットの恩恵はとてつもなく大きい。
男性がベジタリアンになることのデメリット
しかし、下記の記事に『EDに有効な食材』、あるいは『精力増強に有効な栄養素』についてまとめましたが、基本的にはこのような栄養を摂らなければ、元気は出ず、精力も旺盛にはなりません。あまり無理なダイエットをすると身体によくありませんので、注意が必要です。
また例えば、ダイエットをすると『ベジタリアン』気味になり、野菜中心の生活を送りがちです。すると、テストステロンの元であるコレステロールの摂取ができなくなり、性欲が減少する可能性があります。テストステロンのはたらきとして挙げられるのは、
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
ですから、コレステロールが足りないとテストステロンの量に問題が出て、性欲減退につながる可能性があるということなんですね。
- 男性特有の筋肉質な体のラインにする
- 性欲を高める
- 皮脂の分泌を促す
- 体毛の発育を促す
また、そうなると更にたんぱく源を『大豆』から摂ることが多くなります。女性はそれでいいのですが、男性の場合は少し問題があります。大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンの働きとよく似た働きをします。ですから女性には嬉しいのですが、男性の場合は別です。
男性には先ほど言った『テストステロン』が必要です。しかし、エストロゲンに似た働きが増えてしまえば、ホルモンのバランスが崩れてしまい、先ほど言ったように精力が減少する可能性が考えられます。また、『女性乳房化』といって、胸が女性の胸のように膨らんでしまう現象も起こりえます。
ダイエット自体は健康にいいのですが、『やり方』というのは案外綿密に決められていて、それを逸れると結構問題が起きるのです。そのようなことがないように、偏りのない食生活を送る必要がありますね。
馬並師匠
さる
- ベジタリアンになるとテストステロンの元であるコレステロールの摂取ができなくなり、性欲が減少する可能性がある。
- 更にたんぱく源を『大豆』から摂ることが多くなると、性欲減少と、女性乳房化のリスクが増える。
ダイエットは思っている以上に細かい設定が必要
例えば、先ほどテストステロンがあると『男性特有の筋肉質な体のラインにする』効果があるとありましたが、更に、筋肉をつけるとテストステロンが増えます。ですから、ダイエットの際、トレーニングを同時に取り入れれば、テストステロンの面からも精力増強を図ることができます。
しかし、例えばここで間違ったダイエットをして、『一週間で10キロ痩せる』ような極端な痩せ方をしてしまうとします。人間の体から健康的に脂肪だけを削ぎ落そうとすると、『月に1、2キロ』が限界なので一週間で10キロ痩せたということは、筋肉も同時に落としてしまっていることになります。
せいぜい月に3キロが限界です。ですが、それを年間で計算すると、3×12で、36キロですからね。実に36キロもの脂肪が体からそぎ落とされ、しかもリバウンドせずに体質改善できていると考えれば、それで十分なのです。
ダイエットの決定的なポイントは、この『長期的な視野』です。時間をかけて体をだましていき、体質を改善するのです。これが1にも2にも重要なことなのです。早く結果が欲しい気持ちはわかりますが、それは『暑い日に早くアイスを食べたい子供』とて同じです。その気持ちをコントロールし、自律するのが大人。大人にならなければなりません。
私も『一週間で7キロ』落としたことがあります。春雨や豆腐、魚の缶詰などだけ食べていたら、それくらい落ちました。そしてその優越感に浸って人にも話したりしていたのですが、ジムに行ってトレーニングをすると、どうも力が出ないのです。
例えば、60キロの重りを持ち上げていたのに、55キロをやっと持ち上げられるだけです。私は積み重ねていくのが好きで、逆に『積み重ねているのにどんどん悪化する』という状況は納得できないタイプです。理不尽だと思うタイプです。
私の場合、そのように強制的に現実と向き合わされ、間違った考え方を矯正していきました。結局それは、私が無理なダイエット、間違ったダイエットをしていたことが原因だったのです。その『納得のいかない結果』は全て、自分が原因だったのです。
筋肉も同時に落としてしまっていた私は、そのように実際に生み出すエネルギーも失ってしまいました。そしてもちろん、テストステロンの量も減らしてしまったでしょう。このように、ダイエットというのは実に綿密にやるべきことが決められていて、少しでもそれに逸れると、色々なところで不具合が起きてしまうのです。
馬並師匠
さる
- ダイエットの際、トレーニングを同時に取り入れれば、テストステロンの面からも精力増強を図ることができる。
- ダイエットは思っている以上に細かい設定が必要。
低炭水化物ダイエットの罠
『男性機能を高める本 (精力減退は酵素不足が原因だった)』にはこうあります。
おすすめの炭水化物ダイエット
(省略)ダイエット中は腹八分目どころか、腹六分目くらいでしたが、慣れて来たらそれほど苦しくなく、むしろ夜のアルコールと低カロリーの食事がとてつもなく楽しみになり、それを励みに一日の仕事を頑張ったというところがあります。おかげで薬の量が減りました。脂肪肝も改善しました。当然、下半身の健康にもよいことは明白です。体重も現在69㎏前後で維持できています。
炭水化物ダイエットを適切にやると、生活習慣病の予防・改善になり、下半身の強化に繋がります。しかしそれも、『炭水化物をまったく摂らない』のであれば、
- 短期集中にする
- たんぱく質をたくさん摂る
等のポイントをしっかり押さえなければなりません。長期的にやるなら、
- 『低炭水化物』に留める
- たんぱく質をたくさん摂る
という風に変えます。どちらにせよたんぱく質をたくさん摂ることは必要なので、たくさんの栄養素を摂ることを心がける必要があります。たんぱく質をたくさん摂らないと、体が『筋肉を分解してそこから栄養を摂ってしまう』からですね。つまり、筋肉が落ちてしまうのです。それがテストステロンを減少させ、精力を減少させるということは説明しましたね。
- STEP.1過剰なダイエット
- STEP.2体重と同時に筋肉が落ちる
- STEP.3テストステロンの量が減る
- STEP.4精力減退の原因となる
馬並師匠
さる
- 炭水化物ダイエットを適切にやると、生活習慣病の予防・改善になり、下半身の強化に繋がる。
ダイエットは体内の酵素にどのような影響があるか
また、『酵素』に目を向けたときでも、適切なダイエットは有効です。酵素については下記の記事に書きましたので、併せてご確認ください。
簡単に言うと、酵素というバッテリーがなければ、いくら車体やガソリンがあっても車は動かないということですね。その酵素は、体内・体外の2つを考える必要がありますが、ダイエットによって体内の酵素を無駄に消費しないで済むようになります。
『男性機能を高める本 (精力減退は酵素不足が原因だった)』にはこうあります。
起きてから正午までは『排泄の時間』
残念なことに、現代人の生活はずいぶん乱れています。食べるものは、ファストフードにインスタント食品にスナック菓子、焼肉、ラーメンなどの加熱食ばかりなどという人も多いでしょう。生活リズムも、働きすぎのために夜更かしや昼夜逆転の生活などで乱れています。これらはみな、酵素を莫大に浪費することにつながっています。
男性機能をアップさせるためには、酵素食によって生きた酵素をたっぷり摂り入れること、そしてこのように、暴飲暴食によって体内の酵素を浪費しないことが重要なポイントとなります。つまり、その記事に書いたような、
- 半日断食
- 酵素食(発酵食品等)
を摂り入れることは、酵素の面からも男性機能アップにつながるのです。これらのダイエットのポイントをまとめると、
- 野菜だけに偏らない(コレステロールが摂れない)
- 大豆を摂りすぎない(テストステロンが減少する)
- 極端なダイエットをしない(筋肉が落ちる)
- なるべく精力のつく栄養素は摂る(元気の源となる
- 運動を一緒に行う(筋肉をつける)
- 『炭水化物抜き』 なら短期集中かつ高たんぱく摂取を(筋肉が落ちる)
- 断食をするなら半日断食を(酵素の面から男性機能を強化)
ということになりますね。
ちなみに下記の記事にも書いたように、
最強の精力増強フードは、
- 牡蠣(生牡蠣、カキフライ、牡蠣鍋等)
- バクダン丼
- うなトロ丼
- スタミナ丼
などが挙げられると書きましたが、このネバネバ食材をふんだんに使ったバクダン丼は、その食材の栄養素だけでも精力増強に繋がるものが豊富ですし、『酵素を補助し、強化する』という面においても、とても強力な力を発揮します。更に、脂肪分が少なく、高たんぱくでヘルシーです。ダイエットにもうってつけですね。
精力増強にはバクダン丼!これを覚えておきたいですね!
馬並師匠
さる
- ダイエットを適切にやると、酵素の面からも男性機能アップにつながる。